富山第一高校入試の過去問(数学)を解いています。
塾生で、富山第一高校(特進希望)を受験する生徒さんがいます。本屋で富山第一高校の過去問集を買ってきて、数学の問1に限定して、3年分解いてみました。
県立高校入試と同じくらいの難易度でした。問1に関しては、想像していたよりも易しめでした。
残りの問題をこれから解いていきます。
うわさでは富山第一高校は、入試で5教科200点満点中75点を切ると落とされる、と聞いたことがあります。
本当かどうかはわかりませんが、中学校の担任の先生が、ふだんの実力テストで75点を切っているようだと、他の私立高校を受験するよう、話されるそうです。
確かに一高は、僕が通っていたころとは全く雰囲気が異なります。
僕が受験生だったころは、一高の受験者はとても多く、不合格になる人はほとんどいませんでした。
そのため、素行の悪い生徒もたくさんいました。
でも今は「不良は最初から受け付けません」と先生方がおっしゃっているように、不真面目な生徒さんは受験させてもらえず、
真面目な生徒さんばかりだと聞きます。
良い時代になりました。勉強や部活に打ち込む生徒さんが多いとのことです。
特進コースの生徒さんは(僕たちのときもそうでしたが)部活には入らず、勉強を中心に毎日の生活を送っています。
現に、僕が一高生だったころと今とでは、国公立大学進学者の数は大きく異なります。
僕らの時代の2倍くらいの生徒さんが国公立大学に合格されています。
先生方も僕らのころとは大きく異なり、若い先生方が多いです。
また、最初から県立高校は受験せず、「第1志望が富山第一高校S特進」という受験生も多くいるとのことです。
時代が変わったなぁと感じます。
こんな言い方をすると一高に失礼ですが、30年前は「一高に行くのは恥ずかしい」という受験生が多くいました(僕もその一人でした)
でも今は特進コースへ進学している生徒さんは、誇りをもって一高に通っていると聞きました。
素晴らしいですね。
高校受験は多くの受験生にとって、「初めての受験=試練」だと思います。
でも大切なのは、そのあと、つまり高校へ進学されてからの3年間です。
僕の感覚では、富山中部高校、富山高校この2校が富山市では超進学校だというイメージがあります。
それ以外の県立高校に通っても、万が一県立高校入試で不合格だったとしても、特進にさえ入っていれば、中部・富山高校以外の高校と対等に渡り合えるイメージがあります。
実際、僕が一高に通っていた時は、進研模試の学校別の平均点では、富山市では1位が富山中部高校、2位が富山高校 3位が富山第一高校(特進)4位が富山東高校
そして5位が呉羽高校でした。今もそんなに序列は変わっていないかと思います。
極端な言い方をすると、「中部・富山高校以外の高校に行く以外の生徒さんは、
一高のS特進・A特進に合格して進学すれば、富山東高校や呉羽高校よりも頑張り次第でどれだけでも上の大学へ行ける」という現実があります。
なので、万が一、県立高校受験に失敗したとしても、特進には入れれば3年後の進路先は見通しが明るい、とうことです。
あとは「高校受験で受験というものを1度体験するので、2度目の受験・大学受験はどのように対策を練ればよいのか?おのずとわかって来るかと思います。
僕もその一人でした。 中学3年生の12月になってから初めて「勉強の仕方」を自分で発見し、高校入試までつらぬきました。
残念ながら高校受験には失敗しましたが、次の高校3年間はリベンジのような3年間を過ごしました。
1年生の内から共通1次テスト用の英語の問題集を解いて、2年後を見据えた勉強をしていました。
とにかく早め早めに受験用の問題集を買ってきて(特に数学・英語)入試問題を1年生の3学期からバンバン解いていました。
結局、高校受験にしても大学受験にしても、「いつから入試用の勉強を始めるのか?」がすべてだと思います。
ありがちな「学校の勉強や学校の宿題を中心に学習を進めている生徒さん」は3年の冬になってから「しまった」と後悔することが多いかと思います(中部・富山高校は別です)
大学受験は各教科によりおススメの参考書・問題集がたくさんあって、少しでも早めにその参考書を手にして学校の勉強→受験勉強に切り替えてほしいと思っています。
中学3年間・そして高校3年間合計6年間の勉強の集大成が受験につながります。
そして最終学歴(大学名)は今後の人生において、一生ついて回って来ることになります。(僕もこれまで200回くらい最終学歴を聞かれています。今もきかれます)
決して高校受験がゴールではありません。高校3年間とその後の進路があなたの「最終学歴」になります。
今回中学3年生の中で「もっと早く今の勉強方法に気づけばよかった」と後悔している生徒さんも、落ち込む必要はありません。
高校へ進学してからの3年間、今の気持ちを忘れずに、そして今気づいた勉強方法を高校3年間で続けて行ってください。
アレンジの必要があればアレンジしていってください。
とにかく「高校受験は最初の試練」そして「大学受験がいわゆる受験のゴール」だと思って長い目で勉強されてください。
僕がそうだったように、中3の12月に入ってようやくスイッチが入った人は、そのままの勢いで高校3年間を過ごしてください。
勉強されてください。
応援しております。
2025年12月12日 07:52
