受験生にとってはラストチャンス:冬休み
さて、今月も20日を過ぎました。もうすぐ待望の冬休みですね?
中3生,高校3年生にとっては、まとまった時間勉強できる最後のチャンスですね?(高校3年生の場合は共通テストが終わると時間が増えますが…)
特に中3生にとっては、人生初の高校受験を控え、緊張されていることと思います。
逆に「早く終わってほしい」と思われている受験生もいるかな?
僕は中3の冬休みは、育英センターさんの冬期講習へ申し込みましたが、通ったのは2回のみで、あとは自宅で育英の冬期講習のテキストを解いていました。
勉強の仕方としては失敗例になるのですが、当時の僕は得意教科である英語・数学ばかり勉強して、苦手だった社会(歴史)と理科の勉強をおろそかにしていました。
中1のときの成績が悪かったため、1年生の学習内容(理科・社会)に弱点がたくさんあり、僕は「何とかなるだろう…」と安易に考えていました。
でも「勉強しないことには、成績がついてこない」毎日でした。 ある日朝起きたら急に理科ができるようになった、ということは100%ありません。
よく「理科社会は暗記科目だから、土壇場で必死に詰め込めば何とかなる」と言われていますが、僕は決してそうは思いません。
理科社会だから、と簡単に考えていると、最終的に泣きをみます、僕のように。
高校受験は大学受験とは大きく異なり、どの教科も入試の配点は等しく40点満点です。
大学入試になると、大学によって「傾斜配点(科目により配点が異なること)」になるので、配点の多い教科をたくさん勉強する必要があります。
中学~高校卒業・大学入試までの勉強主要教科は英語・数学になってきます。
文系の生徒さんの場合は国語、理系の生徒さんの場合は理科も重要な教科になります。
しかし、大学受験とは大きく異なり、高校受験はたとえば英語が苦手でも、他の教科でカバーできます。
英語・数学が少し苦手でも、その分理科・社会・国語で良い点を取れば、合格できることが多々あります。
また、僕みたいに中学時代英語・数学が得意で理科・社会が苦手で高校受験に失敗したとしても、
その後の高校3年間必死に勉強すれば、得意な数学・英語を生かして大学受験で国公立大学に合格することはよくあります。
高校受験と大学受験とでは、対策の仕方が変わってきます。
富山県の県立高校入試験の場合、数学がとにかく毎年難しく、受験生を苦しめています。
数学の県立高校入試の平均点は40点満点で19点くらいです。
6割とかはなかなか簡単にはとることができません。
かといって以前のブログでも述べましたが、数学が苦手だからといって、数学ばかり勉強して、他の教科をおろそかにしてしまう、ということは
戦術的には良いとは言えません。
高校受験は5教科の合計点数+内申書で合否が決まります。 内申は今更もうどうにも変えようがないので、5教科の勉強を頑張るしかありません。
理科社会の詰め込み学習は、ぜひ冬休みから始めてくだい。冬休みが終わってからでは遅ぎます。
時間のある冬休みに、毎日5時間以上勉強しましょう。午前中2時間、午後1時間30分、そして夜に1時間30分勉強すれば1日5時間になります。
おススメなのは新研究の最後の方に掲載してある「高校入試直前チェック」を、今のうちからやってしまいましょう。
馬鹿正直に2月に入ってから「直前期だ、頑張ろう」と考えるのではなく、今現在が「直前期」です。
今のうちに直前チェックを解いて「苦手な所」「もう少し勉強すれば間に合いそう」な単元を見つけてください。
そして自分で選んだ「弱い単元」を最初からやり直してみてください。まだ間に合います。
さて、話は少しそれますが、大切なこととして、気になる「スマホ対策」はどうされますか?
僕がおススメするのは、勉強中は携帯を別の部屋に置いてサイレントモードにしてしまうことです。
どうしても音が鳴ると反応してしまうので、音は消しましょう。
LINEをしたかったら、1日の勉強が終わってから、寝る前に30分だけしましょう。それぐらいだったら大丈夫です。
動画・ティックトックも同様。観たい気持ちをこらえて勉強してください。勉強が終わってから(「具体的には夜10時以降)にフリータイムとして
好きな動画を見たりしてください。
するなとは言いません。メリハリをつけてください、と言っています。
僕も、「携帯依存症」に近いので、常に自分のそばに携帯を置いていますが、スイッチが入って勉強しているときは、仕事のメール・ライン以外は返事はしません。
勉強が終わってから返事するか、それでも勉強中に何回もメールがくる場合は「今勉強しとるから、あとから返事します」と正直に伝えます。すると連絡は止まります。
1日の終わりは自分の好きなことを「ご褒美」として過ごされてください。寝る前の1時間くらいであれば、毎日のようにスマホ依存しても大丈夫かと思います。
くれぐれも「スマホが原因で勉強不足になり、不合格でした」とならないよう、スマホ・パソコンとは上手に付き合っていきましょう。
あとはよく聞かれるのですが「ながら勉強」もやめましょう。
勉強中は「勉強のみする。他のことはいっさいしない」と決めてください。
あなたが楽しそうにスマホをいじっている間、目に見えないライバルたちは猛勉強されています。
ライバルたちと競い合うためにも、この際スマホを勉強時間中は手放しましょう。
学校の3者面談もあり、3年生はいよいよ受験モード全開になります。
「練習はウソをつかない」
3月に笑うために、今苦しみましょう。
働いて働いて働いて・・・高市早苗総理のように、「勉強して勉強して勉強して…」 頑張っていきましょう。
高市早苗総理は神戸大学経営学部OBです。
学生時代はそれこそ「勉強して勉強して勉強して3年間過ごされた」ことと思います。
僕も「働いて働いて勉強して」高校入試が終わるまで、頑張ります。
