和田秀樹という、受験界では有名な作家(精神科医)がいます。僕が初めて和田秀樹さんの著書に出会ったのは、高校2年生の夏休み。魚津に住んでいる高校の同級生の家に遊びに行ったときのことです。何気なしに友達の部屋にある本棚を見ていると「偏差値50から早慶を突破する方法」というタイトルの本を見つけました。当時の僕は大学入試の知識が全くなく、ただ早稲田大学や慶応義塾大学は、ハイレベルな大学、というくらいの知識しかありませんでした。
友達の家でその本を30分ほど読んだ僕は、その場で本のタイトルをメモし、家に帰ってから本屋へ直行しました。
「大学受験という厳しい世界への扉」を開いた第一歩でした。その本は今はもう絶版されていて(アマゾンにあるかも?)詳しくは覚えていないのですが、
その本を読んで初めて僕は「英語と数学の勉強の仕方」「傾斜配点」「試験日程」について知ることになりました。
それからは和田秀樹先生の本を数冊読みあさり、自分なりに受験勉強を始めるようになりました。
学校の定期テストは適当に流し、「進研模試」対策にのみかなりの力を入れて勉強しました。高校2年の夏休みに教室に置いてあった「蛍雪時代」の国立大学の「センター試験」「2次試験」の教科ごとの配点を徹底的に調べ上げ、「新潟大学」が一番自分の学力にあっている!と志望校を決めました。
もしあのとき友達の家で和田秀樹先生の本に出合っていなかったら、僕は新潟大学には合格できなかったと思います。当時の新潟大学の配点は、センター試験は英語・数学Ⅰまたは数学Ⅱ・国語・理科・社会全部が1教科150点満点で計算され、2次試験は「数学300点」「英語300点」という傾斜配点でした。
高校時代の僕の成績は数学が進研模試で偏差値60、英語は偏差値65くらい、国語は49、日本史は61くらい、生物は49 という成績でした。
この成績で合格できる国立大学は新潟大学が一番僕にとっては有利でした。センター試験と2次試験の合計1350点満点のうち、得意科目の数学・英語・日本史の合計配点がなんと1050点(配点率77%)もありました。苦手科目の生物・国語の配点は300点のみ(配点率22%)
「俺のための大学だなあ」と一人でガッツポーズをしていたのを覚えています。僕は教え子には「センター試験突破マニュアル」をまずは読んでもらって(来年からは共通テストに代わりますが、勉強の仕方や使う問題集には大差がないような気がします)センター試験の対策について知ってもらっています。
あとは和田秀樹先生の本を数冊読んでもらって「大学入試とは?」について深く知ってもらってから受験勉強をしてもらっています。
高校生にもやはりこれらの本は好評で「学校の勉強」と「受験勉強」の区別ができるようになりました、と言われます。
とにかく高校生には和田秀樹先生の本(本屋さんへ行けば10種類くらいの受験本があるはずです)をまずは読んでほしいなあと思っています。
2020年03月28日 03:12