ピグマリオン効果
大学2年生の教育実習のときに,「ピグマリオン効果」という言葉を知りました。ピグマリオン効果は、アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱された言葉です。
「他者からの期待が本人の成果や行動を高める心理学的な現象」のことを言います。
特に教育現場では、教師の生徒さんに対する期待が学習成果に大きな影響を与えます。
教師が「この生徒さんは伸びる」と信じて積極的に関わることで,生徒さん自身の自信や努力が高まり,
成績向上につながります。
期待は言葉だけでなく,非言語的なコミュニケーションでも伝わることが重要です。
具体的には,教師は常に肯定的な態度で接し,期待を具体的な言葉で伝ええることが大切です。
……僕は高校時代、3年間担任が同じ先生でした。
先生は模試の結果を返すときや、職員室に質問に行った時には、たいてい僕に
「優ちゃん、頑張っとるの。お前このままいけば第1志望の新潟大学に行けるぞ!頑張れ!」
と励ましてくれました。高校生ながらにとてもうれしかったのを覚えています。
「よし、頑張って新潟に行くぞ!」とそのたびに心に誓ったものです。
当時の担任の先生は、ピグマリオン効果という言葉を知っておられたのかは不明ですが、僕は担任に期待されているな、と
職員室に行くたびに感じていました。
結果、第1志望の新潟大学に合格することができました。
もしも高校時代、担任から「お前の今の成績では新潟は無理。もっと勉強しられ」と言われていたら、もしかすると僕は
新潟には行けなかったかもしれません。
高校時代の担任の先生にはとても感謝しています。
もう一人の数学の先生も,職員室に質問しに行くと、たいてい「佐伯君、バンバンやの!頑張れ!」と励ましてくださいました。
どんなに励みになったことか…
僕はこの2人の先生に感謝しています。現在の僕の塾生に対する態度も、上記の2人の先生の影響をかなり受けています。
「教師が生徒さんに期待する」大切なことですね?
ただただやみくもに「今の成績では志望校合格は無理」と言うのは簡単ですが、必ず何かひとつでいいので、
期待している思いを教師は伝えることが大切なのではないか?と思っています。
僕は授業中、生徒さんが質問してくると100%の確率で、いちいち余計なことを言わず、完璧に理解してもらえるよう教えます。
ただ、極端に難しい問題(御三家向けの問題など)に関しては
「この問題やらんでもいいよ。御三家のレベルの問題だから飛ばそう」と言って飛ばします。
なんでもかんでも教えれば良いということではありません。
生徒さんの学力をはるかに超えている難問は,基本的に飛ばします。
あくまでも生徒さんの学力と志望校のレベルに合わせた指導をしています。
生徒さんを褒めると、まんざらでもなさそうな表情(笑顔)になります。
その笑顔を見るたびに「俺がこの子のためにもっとできることはないかな?」という気持ちになります。
生徒さんの笑顔が一番の僕の授業の原動力になっています。
さて、もうすぐ新学期が始まりますね?
ピグマリオン効果を念頭に置いて、これからも情熱あふれる授業をしていきたいと思っています。
2026年03月25日 07:33
