英語の音読学習は有効か?
中学生・高校生の英語の勉強の仕方についていろいろ調べていると、必ずぶちあたるのが「音読しましょう」と書いてあることです。英語の文章を「声に出して読む」と英語の学習効果が絶大です、ということですが、それは果たして本当なのでしょうか?
僕が今から20年前にある高校生の家庭教師をしていたとき(僕は文系数学を教えていました),彼が「もう一人の家庭教師の先生(英語を教えておられました)が音読をとにかく
しなさいといつも言っています」と言っておられました。
僕が高校生だったころも、「英語の音読は効果があります」と嫌というほど言われてきました。
でも僕は全く音読はしませんでした。
理由は、僕は声がガサガサなので、音読をしてしまうと「うまく声が出ているか?」このことがめちゃくちゃ気になり、英語の文章を訳すことは全くできませんでした。
すぐにつっかえたり、活舌が悪いため、発音が口ごもってしまい、全く英文が頭に入ってこなかったのです。
何回か試しましたが、自分が声がちゃんと出ているか?ということにとらわれてしまい、全く効果がありませんでした。
そのため僕は高校1年の5月には音読には見切りをつけ、黙々と長文を目で追って読んでいました。
その方が1つ1つの単語や英文の構造に集中して取り組むことができ、結果が伴ってきました。
そもそも試験中はもちろん、音読は出来ません。周りの人の迷惑になりますからね。
音読をしなかったことで僕自身が長文読解で苦労したということは全くありませんでした。音読しようがしなかろうが、わかるものはわかるし、わからないものはわからない。
そのため、僕はふだん中学生に「音読をしましょう」とは声を大にしては言いません。個人の好みに任せています。
そんなことよりも早い時間で正確に長文の大意をつかむことの方がよほど大切です。
英語の得意な高校生や指導者はもちろん音読の大切さは身に染みてわかっておられると思います。それを否定するつもりはもちろんありません。
ただ、何から何まで「音読しましょう」と言い切ることは僕にはできません。現に僕は音読で大失敗してますから。
長文を理解するには 1.英単語 2.文法の知識 3.慣れ この3要素が大切になってきます。
単語もろくに覚えていないのに、文法もマスターしていないのに,やみくもに音読しても、そのことだけで英語力がつくとは僕には思えません。
英単語をある程度覚えて、文法も正確に理解する。 その上で徹底的に音読学習をすると効果が表れるような気はします。
音読をすると正しい発音ができるようになったり、慣れてくると英文の構造に基づき正しい英訳ができそうな気はします。僕は音読しないのでわかりませんが…
いずれにせよ、受験においてこのような「勉強のルール」みたいなものは少なからずあるかと思います。
大切なのはその「ルール」が果たして本当に自分に合っているのか? 1つ1つ吟味しながら勉強を進めて行くことが大切なのでは?と僕は思います。
高校入試の英語長文読解問題を解くとき、もちろん僕は今でも音読はしません。
スラッシュをところどころ入れながら素早く英文を読み進めています。
自分にはどのような勉強方法がマッチするのか? いろいろ試行錯誤しながら最善の勉強の仕方を身に着けていってほしいと思います。
2026年07月14日 08:27
