寺子屋学習館伏木時代の月謝:当時の僕の中での「お金の価値観・金銭感覚」
寺子屋学習館伏木校のときの月謝について、振り返ってみます。少し具体的な話になってしまってすみません。
当時は中学生の月謝(1カ月あたりの授業料)は「1クラス5人までのクラス授業」で1回2時間授業が8回で20,000円(税込み)でした。
高校生の月謝は1回3時間30分授業が週に3回、月に12回で23,000円でした。
一見すると高校生の方が月謝は中学生よりも3,000円高いですよね?
しかし、これを「1時間当たりの授業料」に計算し直すと、中学生の場合1時間あたりの授業料は20,000円÷(2時間×8回=16時間】=1,250円になります。
一方、高校生の1時間あたりの授業料は、23,000円÷(3.5時間×12回=42時間)で548円になり、高校生の方が中学生よりも「実質の1時間あたりの授業料」は702円も割安になっていました。
当時は寺子屋をopenするにあたり、いろんな塾さんのチラシを見て月謝を調べていました。
その結果、僕は他の塾さんよりも月謝を割安に設定しました。
僕の中では、「中学生の月謝は相場よりやや割安」,高校生の月謝は「相場の半額以下」だったと思います。
でもそれには僕なりの「理由」があるんです。聞いてください!
中学生(特に中3生)は、教えるのに1年を通してものすごいプレッシャーを感じて授業しています。生徒さんにとっては「初めての受験」です。
大げさに言うと「これまでの15年の人生の中で初めての試練」を迎えることになります。
中学生は一度も受験というものを経験されていないため、メンタル面(特にやる気)がなかなか出ず、教えている僕としては、精神的にとても疲れます。
さらに、中学生の場合は、理解してくれるまでに膨大な時間がかかります。そのため月謝は20,000円。
一方、高校生は受験というものを「一度経験されています」そのため「やる気がない」という生徒さんは最初から塾には来られません。
全員やる気満々です。そのため、教えている僕は精神的に中学生の「約7割くらいのエネルギー」で授業をすることができます。もちろん授業準備には相当な時間がかかりますが…
僕が説明したことに対する「理解度」も、高校生の方が圧倒的に「上」です。
さらに、同じことを繰り返し何回も何回も教える、ということは、中学生だと日常ですが、高校生の場合はそれほどありません。(全くないとは言えませんが…)
そういう意味でも「僕の精神的ストレス」は高校生の方がわずかですが、中学生よりも少ないように感じていました。
よって「中学生よりも高校生の方が授業しやすい&授業が終わった後の精神的ストレスが少ない&授業が終わったあとの僕の中での充実感も高校生の方が上」
そのため「高校生の授業料<中学生の授業料」という僕の思考回路です。
ところが現実は、他塾さんや家庭教師の場合「中学生の月謝<高校生の月謝」に設定されています。しかも高校生の月謝の方が中学生の月謝よりも「割高」です。
寺子屋学習館伏木校の「高校生の月謝」はそういう意味ではかなり割安だったと思います。
ただ、もちろん「良いこと」もあります。それは「高校生が入塾しやすい。たくさん習ってくれる」ということです。
僕が聞いた話によると、今どきの個別指導【講師:生徒さん=1:3】の塾では「小学生:中学生:高校生」の人数割合=「2:6:2」だそうです。
伏木時代の僕の塾では「小学生:中学生:高校生」=「0:6:4」でした・。
僕は小学生にはほとんど教えたことがありません。理由は、小学生に教えた経験がほとんどない、あとは定期テストや入試など、という目的がないため、何を目標に指導していいのか?
イマイチわからないため、教える僕自身のテンションがなかなか上がらないためです。そのため小学生を教える、ということはほとんどありません。
話は変わって…
伏木での寺子屋を閉鎖したあと、3年後に僕は「福光」で2回目の個人塾「佐伯ゼミナール」を始めました。
当時は「教師1人に生徒さん3人以内」の個別授業スタイルで1回90分授業で中学生は3,300円に設定していました。
この授業料は当時は「相場とほぼ同じ」でした。
高校生の場合はホワイトボードを使って「クラス授業」をしていました。
当時の高校生の月謝は「1回3時間授業で2,200円」でした。
福光のときは1回3時間授業を週に3回行っていました。科目は「センター試験数学」でした。対象は主に「文系国公立大学志望の高校生」でした。
かなり格安だったのかなと思います。
当時の僕の中では「中学生は月謝の上限は22,000円まで。高校生の月謝は25,000円まで」という固定観念がありました。
高校生から25,000円以上の月謝をいただくのには、かなり「抵抗」がありました。
……こういう僕の固定観念が「お金の道理」を全く理解していなかったかなと反省しています。
当時、先輩からは「月謝設定の段階ですでに間違っている」と指摘されていました。
当時、高校生は10人くらい来てくれていました。
そして週に3回数学のみ教えていたため、あとは高校生がめやくちゃやる気があり、勉強してくれていたため、生徒さんの成績は面白いように伸びていきました。
「進研模試の数学の全国偏差値が38~43くらいの高校生」が半年後にはだいたい進研模試で全国偏差値55~64くらいまで」UPしていました。
当時の僕は本屋さんに売っていた「センター数学」というタイトルがついている問題集は、ほぼ購入していました。
その中でも坂田アキラ先生の「2次関数が面白いほどわかる本」など「坂田アキラの〇〇が面白いほどわかる本」、あとは志田晶先生の「ベクトルが面白いほどわかる本」などなど、志田晶先生の「文系数学・センター数学に関する参考書」はほとんど購入し、それらをもとに「授業ノート」を作らせてもらっていました。
もちろん青本(駿台予備校のセンターマーク模試の過去問集)や黒本(河合塾のセンターマーク模試の過去問集),白本(代ゼミのセンターマーク模試の過去問集)、センター試験の赤本など、自分が分かる範囲で毎日3~4時間くらい数学を勉強していました。
東進さんの「緑本」だけはちょっと難しくセンター試験よりもレベルがやや上だったため、所どころのみ勉強させてもらっていました。
当時は確かに口コミで生徒さんは集まってきてくれました。もちろん、月謝が安かったことも原因だとは思いますが…
今、冷静に振り返ってみると、高校生の月謝はもう少し「相場に近づけるべき」だったのかなと反省しています。
ところが当時の僕は「お金を受け取る」ということに強烈な抵抗・戸惑いがありました。
そのことについて、福光の塾を閉鎖したあと、本田健さんからその理由を学びました。
本田健さんの「教え」は以下のようなものでした。
※お金をたくさん受け取ろう!
「お金のブロック」とは、お金に対する無意識の思い込みや恐れ、罪悪感などが複雑に絡み合った心理的な障壁のことです。
このブロックがあることで、本来持っている能力を発揮できなかったり、豊かさを受け取ることを拒否してしまったりします」※インターネット記事引用
……当時の僕はそのことを知らず、ひたすら「自分の設定していた月謝よりも多くを受け取る」ということは、どうしてもできませんでした。罪悪感があったのだなと思います。
「月謝が高いか?安いか?」判断するのは親御さん・生徒さんの考えることです。
本来、僕が悩むことではありません。
先輩がおっしゃっていたように、「金銭的な理由でお前に習いたくても習えない生徒さんは確かにおる。でもその現実を教えるのもお前の仕事やぞ」
当時の僕はどうしても「とにかく塾に来てほしい!」という思いが強すぎて、採算度外視の月謝に設定してしまいました。
「組織に属して、その組織からいただく5,000円」も「僕の塾の月謝袋に入っている授業料の5,000円」も確かに同じ5,000円です。
でも僕が感じ取る「お金の重み・深さ」は全く異なります。
もちろん、教えるということには同じように真剣に取り組んでいます。僕の性格上「手を抜く」ということはできません。
先輩が電話で最後に僕に残してくれた「受け取り上手になれよ!」というのは、こういうことです。
僕は今でも「お金のブロック」に苦しんでいます。
なかなか頭では理解できても、心と体で理解することができません。
これからの僕の最大の課題になっています。
「お前の弱点はお金や」と言われた先輩からの課題をこらから克服していきます。難しいとは思いますが…
ただ一つ、決定的に言えることは
「いざ僕の塾が閉鎖してしまったら、1番困るのは生徒さん・親御さん」です。
まさに「お前に投資してきたお金と時間は何だったんよ?」ということになります。
このことを重く受け止め、考えていきます。
2026年09月30日 08:12
