ささいなことなのですが、28年間悩み続けた答えが、今日出ました。
今からさかのぼること、28年前。1996年12月に、僕の好きなアーティスト浜田省吾が、「青空の扉(とびら)」というアルバムをリリースしました。当時24歳だった僕は、そのアルバムがとても好きになり、特にアルバムの最後に収録されている「青空のゆくえ」という曲にハマりました。
毎日のようにその曲を聴いていて、曲のサビの歌詞に「cry over you 」というフレーズがありました。
最初は特に気にすることもなく聴いていたのですが、何回も聴いているうちに、「cry oer you ってどういう意味なんだろう?」と不思議に思い始めました。
すぐさま英和辞典を調べたのですが、そもそも「cry over 」という表現自体、辞書にはのっていませんでした。
ことわざで、「覆水盆に返らず」という意味を英語で表すと 「It is no use crying over spilt milk」と言うのですが、そこに crying over と出てくるのですが、
イマイチ意味が伝わらず、その時点ではとりあえず考えるのをあきらめました。
当時僕は、「cry over だから、あなた越しに…という意味なのかなぁ、でもイマイチよくわからんなあ」と納得がいきませんでした。
曲のなかに何回も「cry over you 」という表現が出てくるので、歌詞の意味を考えれば考えるほど深みにはまっていき、「浜省って頭いいなぁ」と思っていました。
それとも浜省が作った言葉なのかなぁ とも思っていました。
あれから時は流れて2024年12月17日、つまり今日、ようやくその意味がわかりました!
なんとなくネットで「cry over 」と検索すると 「cry over you 」とそのまんまヒットしました。
僕はびっくりして「えっマジで!」と思って、一度心を落ち着かせてその意味を確かめました。
すると「cry over you とは あなたを想って泣く」という意味です、と書いてありました。
またその下には浜田省吾の曲に出てくるcry over youとは…と丁寧に浜田省吾の歌詞を引用して説明が書いてありました。
僕が24歳だった当時はまだインターネットが流行り始めたころで「ネット検索」という概念がまだ僕にはありませんでした。
ずっとそのことを忘れていて、ふと今日、僕が24歳の冬から52歳の今日にいたるまで28年間もの間、なぞだった答えが解決しました。
cry over you = あなたを想って泣く 確かに歌詞の内容とリンクするなあと、改めて思いました。
僕は浜田省吾の曲の中で 1.愛のかけひき(ライブ音源) 2.夏の終わり(アルバム「誰がために鐘は鳴る」バージョン)
3.青空のゆくえ の3曲がズバ抜けて好きです。
今日、ようやく「青空のゆくえ」という曲の歌詞の「なぞ」が解けて とてもうれしかったです。
浜田省吾の曲はけっこう暗くて重い歌詞があり、その歌詞をポップなメロディーで歌いあげている曲があります。
浜田省吾は自分でも「僕はややこしいラブソングを書くのが多分得意なのだと思います」と言っておられました。
確かに「青空のゆくえ」という曲は、「中年の男性の主人公が、報われそうにない想いをせつなく歌っている歌詞」になっています。
純粋なラブソングではありません。かなりヘビーな歌詞になっています。
でもそれでも僕はこの歌が好きで、1500回は聴いていると思います。
今日は寝る前に「青空のゆくえ」を聴いてから寝ようと思います。
PS:浜田省吾は1952年12月29日生まれなので、この曲は浜田省吾が43歳のときに作った曲になるのだと思います。
それにしても28年間、悩みに悩んだなぁ。
2024年12月17日 22:38