中2・3生用 英語長文読解対策問題集
中学生が英語の長文読解対策をする場合、「今現在までに習っている文法の知識で解ける長文問題集」を解くのがベストです。まだ習っていない文法知識が出ている長文問題は解けません。今まで本屋さんに行くたびに「中学生用の長文読解問題集はないかな?」と探しているのですが、残念ながらいまだにこの条件(習っている文法知識で解ける問題集)に出合ったことがありません。
たいていは「中3までの文法の勉強を終えた生徒さん」を対象にした長文読解問題集です。この場合、文法知識を一通り終えた、中3生の1月くらいにならないと、その問題集は解けません。入試問題の長文問題もそうです。3年間の文法知識がないと解けません。
「2年生でも解ける長文問題はないのだろうか?」といつも思いながら探していますが、市販の問題集でははまだ出合えていません。
5年前、まだこの塾を始めていなかった家庭教師時代に、僕は「2年生でも解ける長文読解問題集」を見つけました。それは教育開発さんが出している「英語読解B」という長文読解問題集(塾教材)です。
この問題集の優れているところは各問題について「この文法を習っていればこの問題は解けますよ」と書いてあるところです。
たとえば、1番目の問題は「動詞の現在形(一般動詞・be動詞),現在進行形」と書いてあります。つまり、これらの文法を習った生徒さんは1番目の問題を解けます、ということになります。
2番目の問題は「can,一般動詞の過去形」と書いてあります。この場合、2年生の4月であったとしても、2番目の長文問題は解けます。 9番目の問題は「未来(be going to)と書いてあります。この場合、2年生の6月ごろにはこの長文問題は解けますよ、という意味になります。
この問題集を初めて見つけたとき「これだ!」と思いました。この教育開発さんの教材「英語読解B」には23問 長文・対話文問題が掲載されています。2年生の学習が終わるころには、この問題集はすべて解けることになります。
ちなみに「英語読解C」という問題集もあります。Cの場合は20問、長文・対話文問題が掲載されています。C問題集になると、3年生の文法内容がメインになります。たとえば7番目の長文問題は「不定詞・動名詞・比較・現在完了」と書いてあります。現在完了形は3年生の5月~6月ころにかけて学校で習います。現在完了形まで習った生徒さんは、この問題を解くことができます。
現在、中学3年生の生徒さんにはまず「英語読解B」を解いてもらっています。長文問題を解きながら同時に文法の復習もできるので、少しずつ長文問題に慣れていってほしいと思っています。
当塾では,まず教育開発さんが出している「英語読解B」「英語読解C」を解いています。長文問題を解いていると「知らない単語」が出てきます。そこで単語を改めて覚え直してもらっています。
今は中3生は単語を単語カードを使いながら覚えてもらっっているところです。中2生も単語を覚えてもらっているところです。
長文読解・対話文問題は単語と文法を知らないと、なかなか思うようには解けません。英語の成績は、数学同様、一朝一夕には上がりませんが、一度上がると、その後は安定して高得点がとりやすい教科です。
長文問題を解いて間違えながら「この問題はこういうふうに解くのだな」と1つずつ解き方をマスターしていってほしいと思っています。
2022年07月15日 07:03