共通テストの英語の大学ごとの配点について。
共通テストの英語の大学ごとの配点について書きます。ご存じのように、共通テストは「リスニング100点」「リーディング100点」合計で200点という配点になっていますが、大学ごとの配点は異なっています。一番多いパターンは(国公立大学の場合)リスニング:リーディング=1:4 という配点です。英語が200点満点だとすると、「リスニング40点満点・リーディング160点満点」として200点満点に計算し直す、というパターンです。
リスニングの配点はリーディングの配点の4分の1なので、リーディング重視の勉強の仕方になってきます。
大学によっては、「リスニング100点」「リーディング100点」合計200点満点という大学もあります。この場合、リスニング対策をしっかりと時間をかけて行う必要があります。
受験生の場合、英語は文系・理系問わず必要になってくる大学がほとんどです。ただ、理系の受験生の場合は共通テストにのみ英語が必要で、2次試験(個別試験)には英語がない大学が多いです。
そのため、共通テストでのみ英語が必要になる場合、「リスニング」と「リーディング」の配点比率は事前に把握しておく必要があります。
高校2年生の場合でも同じことで、今のうちにある程度志望校を決めてしまった方が、共通テストの英語の勉強の仕方(および、文系の生徒さんの場合は、個別試験の英語の勉強の仕方も変わってきます。
遅くても高校2年生の3月までには具体的な志望校を決めて、早め早めに英語対策をしていくのがベターだと思います。
教科は異なりますが、これは数学にも言えます。文系の受験生の場合、共通テストで「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」が必要になってくる国公立大学と「数学Ⅰ・Aまたは数学Ⅱ・B」という、2つのパターンがあります。
ほとんどの国公立大学は数学はⅠ・A・Ⅱ・Bが必要ですが、大学によっては「数学Ⅰ・Aのみ」または「数学Ⅱ・Bのみ」で良い場合もあります。「数学Ⅰ・Aのみ、」または「数学Ⅱ・Bのみ」で良い場合、数学の勉強時間は半分以下になり、他の教科に勉強時間を割くことが可能になります。
英語にしても数学にしても、大学によって配点・教科は異なってくるので、とにかく早めに志望校を決め(または教科を決めて)対策を行っていってほしいと思います。
2022年09月03日 21:08