金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】
今、当塾の高校2年生の生徒さんに勉強してもらっている日本史の参考書があります。金谷俊一郎先生が書かれた「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本(改訂版)」というタイトルの参考書です。「原始・古代史」「中世・近世史」「近現代史」全部で3冊あります。金谷先生は東進ハイスクールの人気講師です。
この3冊は会話口調で書かれており、量もめちゃくちゃ多いわけではなく、読みやすいので、日本史をとりあえずさらっと理解されたい高校生にはおススメの参考書だと思います。
「実況中継シリーズ」も良いのですが、ちょっと量が多すぎて読むのが大変かなと思い、今回は金谷先生の参考書を選びました。
これら3冊を読みながら、並行して山川出版の「日本史一問一答」を解いていくと日本史の学力がメキメキとついていくと思います。一問一答はひたすら問題と答えをセットで解いていく、という地味な勉強になりますが、このセットはかなり強力な武器になります(僕は高校時代、一問一答を中心に学習していました)
高校2年生の場合、3学期が終わるころまでに学校で習っっている所に追いつくと良いと思います。日本史は覚えることが多いので大変かと思いますが、世界史とは異なり、日本の歴史1本のみ覚えればよいので、その点ではいろんな国の歴史を覚えなければいけない世界史よりも勉強しやすいかもしれません。漢字が難しいとか言われる人も多いかと思いますが、共通テストはマーク式なので関係ありません。国立大学の2次試験で日本史を選ばない限り、漢字は正確に覚える必要はありません。
流れを覚えるという感じです。
僕は高校時代、日本史は比較的得意で模試ではいつも全国偏差値62くらいの成績でした。ただ、参考書の存在を全然知らなくて、高校3年生の11月になってから初めて「実況中継シリーズ」の存在に気づき、代ゼミの菅野先生の参考書を買い、あまりにものわかりやすさに猛烈に感動したのを覚えています。もっと早く気付くべきだった、と後悔しました。
今の高校生には僕と同じ失敗をしてほしくないので、まずは金谷先生の参考書を読んでもらって日本史に興味をもってもらいたい、と思っています。
塾生にはプランを僕が立てて、そのプランに沿って勉強してもらっています。教えることはできませんが、勉強の仕方は教えることができるので、少しでも生徒さんの力になりたいと思っています。
2022年10月26日 02:08