個別指導形式の学習塾と家庭教師の寺子屋学習館|富山県射水市

わからない所が1つずつわかるようになる、達成感ある授業を心がけています。

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2003年4月 30歳 福光での「佐伯ゼミナール」【前編】

 2003年4月,僕は福光町にアパートを借り、ショッピングセンターベル2階にある「サークルルーム」で小学生~高校生対象の個別指導の個人塾を始めることになりました。

 昨年11月からの無料体験授業の生徒さんを含め,新たに塾生募集のチラシを福野・福光・城端エリアに入れてもらい塾を始めました。

 今回は「先生1人に対し生徒さん3名までの個別指導スタイル」の塾にしました。初めての1対3指導の授業スタイルに僕は困惑しながらも精一杯頑張っていました。
 
 僕の記憶によると、4月の休日は4月5日(土)だけというハードなスタートでした(4月5日は僕の中学時代の友達の結婚式のため塾を休ませてもらいました)

 ゴールデンウイークは3日ほど休みをいただき、氷見の小境海岸まで1人でドライブに行きました。

ベルでの授業は,伏木の時とは異なり、貸家ではなく、広い部屋での授業でした。ただ、22時にはサークルルームが閉まってしまうので、22時までしか授業ができませんでした。

 特に高校生は遅い時間帯での授業だったので、「もうちょっと遅くまで授業できたらいいなぁ」と思っていました。

「もしテナントが福光にあれば、家賃によってはテナントもありだなぁ」と思いながら過ごしていると、棟方志功記念館の近くに「テナント募集」の看板を見つけました。
 
 まだテナントができていなくて不動産の方に問い合わせると「今、テナントを作ろうか考えているところです」と言われました。僕は「ちなみに、そのテナントに住み込みで学習塾をすることってできますか?」と尋ねると「できますよ」とのこと。家賃を聞くと「128,000円です」と言われました。
 
 僕は迷いました。 「今住んでいる福光のアパートの家賃とベルの家賃を合わせると…」計算すると,今よりも30,000円くらい余計に払えば、新しいテナントに住み込みで塾をすることができる、といことがわかりました。

1週間考えた末、僕は「住み込みで塾をしたいのでお願いします」と不動産屋の方にお願いしました。

 こうして新しい「テナント」の工事が始まり、1カ月半ほどかけて工事も終わり、6月中旬から「新しいテナント」に住み込みで塾をすることになりました。
 
塾の名前は「佐伯ゼミナール」という名前です。業者の方にテナントに「シール看板」を作ってもらい,新しいテナントに「佐伯ゼミナール 生徒募集中!」というシールを貼ってもらい、ベルから場所を変えて「佐伯ゼミナール」での塾が始まりました。
 
 1学期はほとんど何をしていたのか覚えていません。ひたすら「授業」をしていたと思います。

1度、中学時代の友達2人が富山市から福光の僕のテナントまで遊びに来てくれました。 「佐伯、遠い所で頑張っとるの!今度は伏木からさらに遠くなったの。頑張れよ!」と応援してもらいました。うれしかったです。

 
テナントに住み込みでの生活は快適でした。好きなだけ授業準備ができて、移動時間はゼロ。これは大きかったです。弱点は「テナントに風呂がなかったこと」です。

そのため僕は福光のあらゆる「銭湯」のお世話になっていました。

ある日,生徒さんのお母さんが「先生、町民プール行かれよ~。プールだけじゃなくて風呂・サウナもついとるよ。年間券買えば、銭湯行くよりかなり安いよ!」と教えてくれました。

僕は「そうかなぁ」と思って一度町民プールへ行ってみると、確かに泳ぐことができて良い運動になり、風呂にも入れる。これはいい!ということになり、年間券(1年券)を買いました。

 当時の僕の生活は、朝5時半に起きて福光の田んぼ道を90分かけてウオーキング(約7.5km),午前中は授業準備。昼になり「バロー」へ買い物に行って昼食を作り食べる。

 午後2時から再び90分ウオーキング。それから町民プールへ。 夕方になると夕食の準備。そして17時~22時まで授業(18時30分~19時の間に夕食)。

授業が終わると3たび「90分ウオーキング」という毎日でした。

 今振り返るとめちゃくちゃ「ストイック」な生活ですね! 自分でもびっくりします。


このころギターの弾き語りの動画を一人でよく撮影していました。(寺子屋学習館のYou-tubeに僕がギターを弾き語りしている動画がアップされていますが、あの映像は当時僕が福光で撮影していたものです。)
 
 1学期が終わり、夏休みへ。この夏休みに「さえゼミ合宿」が始まります。中学3年生と高校3年生を対象にした「午前9時~午後9時!」までの昼食・夕食つき1回4,500円合宿」が始まりました。
 
 この合宿は生徒さん・親御さんからともに「大好評」でした。昼食は生徒さんと僕で「焼きそば」をホットプレートで作り食べる。夕食は前日に僕が作っておいた「カレーライス」食べ放題。

「お菓子・ジュースつき」という、いたれり尽くせりの合宿でした。12時間という長時間を3年生は嫌とも言わず「楽しそう」に勉強していました。

もちろん「休憩」も何回もはさみました。いくら受験生といえど「昼寝したくなったり休憩したくなったり」はします。

もちろん、僕も「疲れます」特に午後は「漫画タイム」を作って塾生は漫画を読んだりして、思い思いの休憩時間を満喫しながら勉強していました。

 1・2年生は合宿がなかった代わりに「90分授業を月に4回分でなんと400円」という、とんでもない授業料で夏から3月まで授業をしてしまいました。
 
 
 こうして,「格安さえゼミ合宿」「100円ゼミ」という2つの「採算度外視」授業を半年間継続した結果,僕は170万円もの借金を作ってしまいます。

家計簿とにらめっこの毎日が続きました…
2023年08月26日 15:31

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