個別指導形式の学習塾と家庭教師の寺子屋学習館|富山県射水市

わからない所が1つずつわかるようになる、達成感ある授業を心がけています。

ホームブログ ≫ 2004年3月 31歳 福光での「佐伯ゼミナール」【後編】 ≫

2004年3月 31歳 福光での「佐伯ゼミナール」【後編】

夏休みが終わり、毎週土日は「さえゼミ合宿」の日になりました。
朝9時~夜9時まで、中3生を対象に合宿をしていました。

 当時,3年生の合宿は参加希望制で、「参加したい日にちのみ合宿に参加する」というシステムをとっていました。毎回中3生5人~6人が合宿に参加してくれました。
 
 授業の一番最初に生徒さん1人ずつ「今日の予定」を僕といっしょに立て、その「予定」に従って勉強していました。午前中は僕がホワイトボードを使って、英語・数学の授業をしていました。
 
  昼近くになると焼きそばを作る準備に入り、生徒さんが焼きそばを作ってくれました。

塾の外へ出て,青空を眺めながら焼きそばを食べている男子もいました。
 
午後からは1人ひとり「今日の予定」に沿って勉強していました。英語・数学・理科・社会を勉強していました。
 
 午後は、最初の1~2時間は基本的なことを習い、そのあとは「入試問題プリント」をひたすら解いていきました。入試対策として「塾教材+入試プリント+英単語カード」を使って学習していきました。
 
 
 この「合宿」は本当に楽しかったです。長時間勉強できることで、もちろん生徒さんの学力はメキメキとついていき、僕も「教えたいこと」を納得いくまで教えることができたので、多少疲れましたが充実していました。
 
 
 こうして2学期が過ぎ、3学期に入り、そして「高校入試本番」を迎えました。

「あれだけ勉強したから大丈夫。自信もって受けてこられ!」と僕が励まして送り出しました。
 
結果、中3生は高岡工芸高校、高岡商業高校,福野高校、福光高校(2人),大門高校にそれぞれ全員が合格しました。
 
1年間頑張ってきてよかったなぁ、と思いました。と同時に「これがこのテナントでの最後の授業だなぁ」とも思っていました。
 
 
170万円の借金・・・これ以上128,000円のテナントで塾をすることはできません。

僕は富山市と両親からお金を借り入れ、「4月からは授業をベルに戻して、あとは家庭教師をしよう」と決めました。
 
父からは「あんたが教えるが好きで、確かに実績も出しとる。それは認めるちゃ。でも、経営者としてはダメだね。1年間も100円ゼミ?そんなんお父さんでちゃ考えれんわ。
ボランティアやろ。仕事するっちゃそういうことじゃないよ。」と諭されました。
 
 僕はベルでの授業を週に1回(日曜日)だけにして、あとの平日・土曜日は実家に帰り富山市で家庭教師をすることに決めました。家庭教師協会にはさすがにもう戻れないので、大手学習塾の家庭教師を申し込みました。
 
大手塾に拾ってもらい、僕は富山市の実家に戻り、富山市の家庭教師と日曜日の「福光ベルでの佐伯ゼミナール」の2本の仕事をしてくことになりました。2004年4月,31歳のことです。
2023年08月29日 09:01

コメント一覧

  • 投稿されたコメントはありません

コメント投稿フォーム

投稿者名
タイトル
メールアドレス(非公開)
本文