個別指導形式の学習塾と家庭教師の寺子屋学習館|富山県射水市

わからない所が1つずつわかるようになる、達成感ある授業を心がけています。

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2004年5月 32歳 富山市・福光にて【前編】

福光のテナントを撤退し、富山市の実家に戻ってきた僕は、富山市内で家庭教師、日曜日は福光ベルでの「佐伯ゼミナール」の2本の仕事をすることに決めました。
 
 幸い大手学習塾の家庭教師部門の担当の方に拾っていただき、僕は富山市内で中学生の家庭教師をすることになりました。
ほとんどの生徒さんが2時間授業を週に1回、という契約でした。

ところが、僕が思っていた以上に僕の授業はご家庭・生徒さんから反響があり、ほとんどの生徒さんが週に1回→週に3回に回数が増えました。
 
中学3年生を主に担当していた僕は「仕事が増えて良かった。頑張ろう」と思いながら家庭教師をしていました。

日曜日は午後1時から午後10時まで福光ベルでの中学生・高校生の授業をしていました。
 
 高校生は生徒さんが口コミで増えてきたため、「センター数学クラス授業」をすることに変更しました。数学が苦手な文系の生徒さんが多く来てくれました。三角比→2次関数の順で授業を進めていきました。
 
数学Ⅰ・Aの中でも「三角比」は同じ数学Ⅰ・Aの他の単元との関連性はなく、単独の単元だったため、数学が苦手な生徒さんでも頑張れば点数になる単元でした。

生徒さんの努力と僕の授業の甲斐があり、高校生はここで突出した結果を出し始めました。
 
昨年度の福光での授業を受けていた福野高校の1年生(女子)は11月の進研模試の数学の全国偏差値が49.6でした。模試が終わってからは、それまでの質問教室みたいな授業から、僕が率先して教えていくスタイルの授業に方針を変えました。
 
すると,1月の進研模試の彼女の数学の全国偏差値は60を越えました。
 
  彼女は数学の校内順位が120番→12番に飛躍的にアップしました。それを見ていた彼女の友達が、僕の塾へ入塾してくれました。
 
 自分で言うのもなんですが、僕の高校数学の授業は圧倒的な実績を作っていきました。

同じく福野高校1年生の女子の生徒さんが12月に入塾してくれて、11月の進研模試の数学の全国偏差値が40.5だったのが1月の進研模試の数学の全国偏差値が58.0まで伸びました。
 
 1回の授業のために僕は毎回5時間以上準備して授業に臨んでいました。
 
 高校生にはその授業がヒットして、ことごとく生徒さんの成績は偏差値が10以上上がっていく、という実態でした。僕は確かな手ごたえを感じていました。
「まずは数学Ⅰ・Aで結果を出して生徒さんに自信をつけさせ、そのままの勢いで数学Ⅱ・Bに入っていこう!」と考えていました。
 
 
 僕の授業準備を少しだけ説明すると、次のような手順です。

 たとえば「三角比」を教えるとします。
まずは「チャート式数学Ⅰ・A(黄色本)」を一通り解きます。次にセンター試験の「過去問」を三角比に限定してかたっぱしから解いていきます。

次にセンター試験用の参考書・問題集(5冊くらい)を三角比に限定して解いていきます。

最後に「黒本(河合塾のマーク式問題集)」と「青本(駿台予備校のマーク式問題集)」を三角比に限定して5冊ずつ解いていきます。 
 
それから「センター三角比」用のノートを1冊用意し、三角比を細やかに分解して1つずつノートに説明・問題・ヒント・解答・解説を書いていきます。
 
 これだけの準備をしていると、どうしても時間がかかってしまいます。でも驚くほどの結果を高校生は出してくれました。昨年は2人だった高校生が9人にまで増えていました。
 
 「ベルで高校生メインの授業をしていこう」と僕は意気込んでいました。

中学生はこれまでと変わらず「1対3指導」の「個別指導スタイル」の授業をしていました。

すべてが順調に進んでいると僕は思っていました。
2023年09月01日 00:28