中教研テストに向けて何を学習すればよいのでしょうか?
もうすぐ中教研テストですね? 富山県内の中1~中3生徒さんが受験するテストです。残り少ない日々で、何をどう勉強すればよいのでしょうか?
まず、消去法で考えると、国語・英語は優先度が低いです。なぜかというと、英語は文法問題というよりは「長文読解問題(中文読解問題)」が中心に出題されるからです。
長文読解問題というのは、一朝一夕にして学力がつくことはまずありません。これまでの「積み重ね」がもろに結果に表れる教科です。
そのため1週間やそこら勉強したところで成績がアップするとは考えにくいのです(もちろん例外もありますが)
国語も英語と同じ理由です。読解問題が多く出題されます。極端に言えば「ぶっつけ本番」で受けられる生徒さんも多いのではないかと思います。
僕も中学時代、国語のテストはいつもぶっつけ本番で受けていました。
では、何を勉強すればよいのか? それは数学・理科・社会の3教科です。
数学は計算問題が最初に出題されるので、今からでも一生懸命に勉強すれば、即得点につながります。
ただ、それ以外の分野に関しては、ある程度まとまった時間勉強しないと得点につながりません。単元をしぼって勉強するのが良いかと思います。
理科はつながりのない教科なので、わかるところだけをかいつまんで勉強しても、ヤマが当たれば即得点になります。
単元ごとに1つずつ学習していくのが良いと思います。特に「生物」「地学」分野は暗記要素が多いので、単語カードに書いて覚えるのが良いと思います。
ただ、1つの単元に時間をかけすぎるとテスト範囲が全部終わらないことになってしまうので、ある程度納得されたら、次の単元の対策に進まれるのが良いと思います。
社会に関しては学年にもよりますが、1年生の場合は入学してから今日まで勉強してきたことが範囲になります。学校のワークやテストを振り返ることは大切だと思います。
2.3年生につきましては、日本地理・世界地理・歴史の3分野から(3年生は公民も)出題されます。やみくもに勉強するのではなく、世界地理→日本地理→歴史(→公民)の順に
勉強されるのが効率的な学習方法だと思います。歴史はつながりのある教科なので一番対策に時間がかかると思います。
年表を見たり出来事を単語カードにして覚えたりする必要があります。これを機会に単語カードを購入されてください。
歴史の出来事と年代をセットにして単語カードで覚える、かなり有効な勉強方法だと僕は思います。
基本は「教科書で基礎を確認する(太字など)」→覚えきれないことに関しては単語カードに書く→繰り返して覚える→問題を解く→間違えた所はわかるまで考える。
そして、どうしてもわからない場合は学校の先生に質問したり、優秀な友達に質問したり、寺子屋へ入塾されて、塾で聞く など、これらの流れで学習を進めてください。
どの教科も勉強の仕方は今書いたように実行してみてください。
わからない所をそのままにしておく ことだけは避けてください。
わからないままにしておくと放置されたままの虫歯がひどくなるようにますますその「わからない所」に関する勉強がわからなくなってしまい、成績悪化の原因になります。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」です。 遠りょせずに、どんどん質問されていきましょう。
僕は高校時代、毎週のように数学の問題でつまづいていたので、職員室に放課後質問しに行っていました。
そのおかげで数学はいつも偏差値60を超えていました(文系にもかかわらず)確かに質問するのは恥ずかしいかもしれませんが、入試に落ちる方がはるかに恥ずかしいはずです。
カッコつけてる場合ではありません。自分で精いっぱい考えてもわからない場合はとにかく「わかる人に質問する」これに尽きます。中教研は実力が試される貴重なテストです。
テストまでの日々を無駄に過ごさない様、頑張ってください!
2023年10月29日 12:59