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小学生:音楽の時間の「歌のテスト」について思うこと

僕は小学生のとき、6年間ピアノを習っていました。そのため、音楽の通知票の評価はいつも「5」でした。でも、僕は音楽の時間が大の苦手でした。

理由は「歌のテスト」があったからです。今の小学校の音楽の授業のことはわかりませんが、僕が小学生だったころは「歌のテスト」がありました。

学校の先生によっては「歌うのが恥ずかしい」小学生の心理を理解されていて、歌のテストを「音楽準備室」や「別室」で行う先生もいらっしゃるかと思いますが、僕が小学生のときの
音楽の歌のテストは「クラス全員の前で1人ずつ歌う」というものでした。

 この「全員の前で歌う」ということが当時の僕には何よりも苦痛で恥ずかしかったのです。

 一番ひどかったのは5・6年生のときの音楽の授業の歌のテストで、教頭が授業をしていたのですが、その教頭が、「今日は歌のテストをします。一人ずつみなさんの前で歌ってもらいます。みなさんは、歌っている人の歌を5段階で評価しましょう」と言ったのです。

「えっ、人前で歌うだけでも嫌なのに、評価までされるのか??」と僕はめちゃくちゃ嫌な気分になりました。


歌の上手い人はそれで良いかもしれません。ですが、僕みたいに「人前で歌う」ことに強い抵抗を感じ、さらにそれが「評価される」ということになると絶対に嫌な気分になる子は
必ずいると思います。

 今思い返しただけでも腹が立ちます。  

 
 ちなみに中学生のときは、先生が配慮してくれて「歌のテスト」はあったのですが「2人いっしょに」とか「3人いっしょに」歌って、それを先生が評価される、という形式でした。

 これだとまだ緊張感もほぐれるし、もちろん「生徒が生徒の歌を採点する」という愚かなことも、もちろんありませんでした。


今の小学生の音楽の「歌のテスト」はどのように行われているのだろう??


 ちなみに僕が人前で歌うことに全く抵抗を感じなくなったのは「高校生のとき」でした。きっかけは「カラオケ」でした。

僕が高校2年生の夏に全国的に「カラオケブーム」が到来し,いたるところにカラオケボックスができ始めました。

友達とカラオケに行き始めたのをきっかけに「人前で歌う」ことに抵抗を感じなくなり、むしろ「採点」されることに快感を覚えるようになりました。

大学生になると今度は「ギターで弾き語り」するようになり、人前で歌うことはむしろ好きになっていきました。


 僕の小学生~大学時代を振り返ると、やっぱり小学生のときが一番歌うということに抵抗を感じていました。今の子どもたちの中にも「人前で歌う」ことに嫌悪感を示す人は一定数

いると思います。そんな子どもたちに配慮して、「少しでも歌うことに抵抗をなくすような環境で」歌のテストをしてほしいなと思います。
2023年11月14日 08:34

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