3者面談始まる。
昨日から3者面談が始まりました。昨日は中学1年生と中学3年生の生徒さんと親御さんとの3者面談の日でした。
中学3年生は志望校についての話が中心になりました。3年生は県立高校入試まであと残り3か月。少しずつ勉強時間も増えてきています。
僕もそうでしたが、3年生にとってこの時期は、気持ちに精神的にゆとりがなくなってきて、無我夢中に勉強する日々、という日常です。
親御さんも自分のことのように、自分のこと以上に生徒さんのことを心配されています。
僕は中3の今頃、ようやくエンジンがかかり猛勉強し始めたのが12月からになります。富山東高校へ行きたい!と強く思っていて、東高校へ行って、その3年後に富山大学へ行けたらいいなぁ、と思っていました。
当時僕は個人塾へ通っていて、その塾の先生が富山大学1年生の男の先生でした。群馬県出身の先生はとても優しくてかっこよくて、まさに僕のあこがれでした。
「富大に行きたい!」と中3ながらに思っていました。 当時の僕はとにかく引っ込み思案で塾で質問することが全くできず、塾へ行くたびに毎回「今日も質問できなかった・・・」と
悔やんでいました。
特に理科の天体が苦手で質問したかったのですが、最後まで質問できずじまいで入試本番を迎えてしまいました。
また、当時僕は井森美幸の大ファンで、井森は群馬県出身なのですが、その富大の先生に井森美幸についていくつか聞きたいことがあったのですが、それも質問できずに塾を卒業してしまいました。
とにかく質問する勇気がなくて、質問したら恥ずかしい、という気持ちが強く、今振り返ればもったいないことをしたなと後悔しています。
自分がそうだったので、今塾に来てくれている生徒さんも、もしかしたら質問できず、じれったい思いをしているのでは?と気をつけながら授業をしています。
たとえ質問できなくても、僕の方で「あぁ、これは多分わかっていないな」と判断したら、僕の方から「ここ大丈夫け?わかっとる?説明しようか?」と声をかけるようにしています。
5年くらい教える仕事をしていると、だいたいつまづくところがわかってきます。「たいていの中学生はここでつまずくだろうな」というのがわかってきます。
教える仕事を25年以上している僕にとって、生徒さんがつまづくところはだいたい把握はできています。
そのつまづく所を自力で乗り越えていける生徒さんと、僕の説明を必要とする生徒さんとがいます。
わからない所をそのままにせず、納得してから家に帰ってもらいたいな、と毎回思っています。
中3の12月から僕は、平日はだいたい学校から帰ってきて夕方5時~7時まで勉強。夕食を食べてその後午後8時~11時まで勉強。そして入浴→睡眠 という毎日でした。
日曜日は午前中3時間。午後から3時間。夜1時間 合計7時間くらい勉強していました。残念ながらその努力は報われず、高校受験には失敗してしまいましたが…
気づくのが遅すぎました。特に僕の場合、1年生の学習内容(理科・社会)が苦手で、その苦手なところをそのままにしていました。
虫歯を放置していたようなものです。2年生~3年生にかけての勉強は比較的得意だったのですが、1年生の内容で失点することが最後まで足を引っ張りました。
高校入試は1年生の内容が30%,2年生の内容が30%、3年生の内容が40%くらいの割合で出題されます。
僕は中3の秋になるまで高校入試の問題は3年生の学習内容からしか出題されない、と誤解していました。1.2年生の分野は入試には関係ない、と思っていたのです。
それが大きな間違いでした。そんな基本的なことも知らずに中学時代を過ごしていました。
1年生だから簡単、ということはなく、特に理科・社会は苦手な人は3年生になっても苦手、という生徒さんも多いと思います。僕は英語・数学は得意だったのですが、理科・社会は
1年生の内容が全くダメで、3年生の12月になってから「1年のときにもっと勉強しておくべきだった」と後悔しました。
その「後悔」を大学入試で繰り返さないために、高校時代は1年のときからちゃんと勉強して、何とか第1志望の大学に合格できたからよかったのですが…。
「高校入試は中学3年間の学習内容がすべて範囲」ということを頭にたたきこんで今は授業をしています。
1年生だからサボっても大丈夫、ということは決してありません。1年生だからこそ、基礎をしっかりと身に着け、高校受験に備えていってほしいと思っています。
2023年12月03日 05:08