数学入試【問1】/ 1次関数の利用 / 規則性問題
富山県の県立高校入試の数学の問題は、必ず最初は計算問題【問1】から始まります。配点は40点満点中の10点くらいです。
この【問1】が最も点数が取りやすい問題になっています。もちろん、計算問題だからといって、簡単だとは言い切れません。
1年生~3年生までの計算問題で問1は構成されています。
寺子屋では【問1】対策として、富山県の過去問(【問1】)や、他県の【問1】(他県も問1は計算問題であることが多いです)の問題を解きます。
富山県の数学の入試問題は問題量が多く、難易度も高いため、ふつの学力の生徒さんだと、全部の問題を解くことが難しいかもしれません。
そのため、【問1】でいかに点数を取るか?が大切になってきます。
入試問題は後半にいけばいくほど難易度が高くなってきます。
最後の円の問題は最初の(1)は比較的解きやすいのですが、それ以降の問題は難しく、解くのに時間がかかります。
そのため、ある程度あらかじめ「この問題は捨てよう」という勇気も必要になってきます。
正直に「すべての問題を解こう」と思っていると、時間オーバーになり、本来であれば解ける問題も時間の都合上、解けないままテストが終わってしまう、ということになります。
中学3年生はそろそろ富山県の県立高校入試問題を一度解いてみることをおススメします。
一度解いてみれば、「この問題は難しくて無理」とか「この問題は何とかなるな」など、手ごたえを感じることができます。
受験生の間で差がつく問題は「規則性問題」「1次関数の利用問題」になります。
この2つの問題は受験対策をしてきた受験生とそうでない受験生の間で差がつきやすく、数学の出来を決める問題になっています。
ではどうすればこの2つの問題を解けるようになるか? それは練習するしかありません。富山県の過去問をはじめ、他県の入試問題を解きまくるしかありません。
新研究を解くのもよし、全県模試や育英模試の過去問を解くのもよし、とにかくたくさんの問題を解いて力をつけるしかありません。
規則性問題には学校では習わないのですが、「簡単に答えを導き出せる公式」があります。
この公式を知っていると、規則性問題は比較的容易に解けます。
この公式は問題集にもあまり書いてないので、「公式を知らないまま本番を迎える受験生」もたくさんいます。
「規則性問題」と「1次関数の利用問題」 この2つを徹底的に勉強して得意分野にされてください。そうすれば30点越えが見えてきます。
「1次関数の利用」問題は、動点問題、速さ・距離問題、ダイアグラム問題、水の増減問題、重なる図形問題、利用料問題などがあり、1つずつ練習をしていくのがベストです。
富山県の県立高校の入試問題の数学の平均点は、100点満点で計算すると、だいたい51点くらいです。半分ちょっと、です。
平均点5が5教科の中で一番低く、問題も難しいです。受験生の間で差がつく教科になっています。
数学で失敗しないためにも、英語同様、時間をかけて対策をしていきましょう。
2023年12月06日 06:28