国立富山高専
今、国立富山高専の進学実績をインターネットで見ていました。学科によって多少の誤差はありますが、高専は5年生の進路先は「進学:就職=1:1」です。大学へ進学される生徒さん、就職される生徒さんがほぼ1:1の割合です。
僕の中学時代の友達は富山商船に通っていて(航海コースです)最後の1年間はほぼ海の上で生活していました。世界を船で周っていました。
5年で就職し、今は神戸で家族とともに過ごしています。
国立高専は大学への編入がしやすく、就職にも強い学校です。
僕の家庭教師時代、3人の生徒さんが商船の航海コースと高専の物質化学工学科に合格されました。
商船に合格された生徒さんは女子の生徒さんで中学時代は水泳部でとても強く、中2のときには北信越大会で優勝していました。
入試直前になっても水泳をしていて、なかなか勉強時間を確保するのが難しく、水泳が終わってから夜中に必死に勉強して、模試ではC判定だったのですが、合格されました。
一方、高専に合格された生徒さんは男子の生徒さんで(婦中町の生徒さんでした)数学がとても得意で、漫画のワンピースが大好きな生徒さんでした。
富山東高校を受験するか高専に進学するか悩んでいて、高専に合格したのでそのまま高専に進学されました。
もう一人の生徒さんは、堀川中学の3年生の男子生徒さんで、高専と富山東高校に合格されて、富山東高校へ進学されました。
今は国立富山高専は大変人気があり、学科によっては偏差値が富山東高校・高岡南高校よりも高くなっています。
また、入試問題も独特で、県立高校入試の問題とはかなり問題傾向が異なり、難易度も高くなっています。
寺子屋の生徒さんで、高岡南高校に合格された生徒さんでも、高専は不合格でした。それだけ高専の入試問題は難しいのです。
僕は中3のとき、一瞬、高専受験を考えましたが、高専の入試問題を一度解いてみて「これは無理だな」と判断し受験しませんでした。
高専は国立なので、問題傾向が県立高校とは大きく異なります。本気で高専に行きたい場合は、かなり早い段階から対策を立てて実行しないと合格は厳しいです。
倍率も2倍~3倍くらいで、人気のある学科は3倍を超えることもよくあります。
そんな高専ですが、今の中学3年生がもし、高専を受験されるのであれば、今のうちに過去問を5年間分くらい解いて、対策を立てていってください。
特に数学・理科は難易度の高い問題が出題されています。
文系・理系を問わず、まずは今の時点での自分の立ち位置を把握し、「高専に合格するにはどの程度の問題を解けるようにならないといけないのか?」今のうちに頭に叩き込んでおきましょう。
冬休みは高専の問題を解いて、新研究では物足りないので、高専用の問題集を買ってきて解いていってください。(過去問が本屋さんで売っているので買ってきて1年分ずつ5教科を解いていきましょう)
県立高校受験もされる生徒さんが大多数かと思うので、併せて県立高校の対策もしていきましょう。
ハードな冬休みになりそうですが、高専を目指される場合は覚悟して勉強していってください。
2023年12月19日 16:14