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高校入試:数学の問題を振り返って。

今朝、新聞で昨日の数学の入試問題を見てみました。

2次方程式の応用問題が新たに出題されていました。

2次方程式の応用問題が富山県立高校の入試で出題されるのは、かなり久しぶりなのではないか?と思います。

過去10年さかのぼっても出題されていないのではないのでしょうか?

出題傾向が少し変わりました。

1次関数の応用問題は毎年出ているのですが、今回も「利用料金問題」は出題されていませんでした。

他県では普通に出題されているのですが、なぜか富山県ではここ10年、一度も出題されていません。不思議だ。

代わりにまたしても「速さ・距離」問題が出ていました。富山県はこの手の問題、本当に好きですね。なぜだろう・・・

箱ひげ図の単独問題が出題されていました。そろそろ出そうだな、と思っていたらやっぱり出ました。

2次関数のグラフ問題は毎年のように出題されていたのですが、今年は出題されていませんでした。

規則性問題は今年も出題されました。年々難しくなっているような気がします。対策が大変ですね。

大問5「図形問題」と最後の「円」の問題も毎年のように出題されていました。

問題量が多く、最後の「円」問題は難関校志望以外の受験生にはかなり難しかったと思います。

そもそも最後の問題まで時間内に到達するのか?と思います。

毎年なのですが、最後の問題は難易度が極端に難しく、「捨て問題」としてスルーして、できる問題を確実に解いた方が賢い選択だと思います。

難関校を受験される場合以外の受験生には最後の「円」問題は(1)の証明問題だけ部分点ねらいで取り組み、あとの問題はスルーでOKです。

富山県の数学の入試の平均点は40点満点中、20点前後で、5教科の中で一番平均点が低くなっています。

数学が苦手な受験生には「富山県の数学」はかなり厳しいと思います。ふだんから数学の勉強をしっかりと取り組み、弱点を少しでも少なくする努力が必要かと思います。


 とりあえず入試が終わりました。3年生におかれましては、本当にお疲れ様でした。新聞記事を読んでいても、「友達と遊びたい」など書いてありました。

思う存分、友達と遊ばれてください。

高校へ入学されたら、また頑張りましょう。
2024年03月09日 12:48