テスト期間
僕は中学生・高校生のとき、テスト期間が好きでした。理由は授業がないからです。
テスト期間は早く帰れるし、授業はないし、僕にとってはラッキーな期間でした。
中学・高校時代僕はとにかく授業が嫌でした。数学の時間はまだ良かったのですが、それ以外の英語・国語・理科・社会の授業は地獄でした。
当時、僕は授業中に先生にあてられるのがすごく嫌で、特に英語の時間の「本文を読んで訳す」のが大嫌いでした。
高校時代は英語の予習を全くしていなかったので、(というよりも先生にあてられるのが嫌だったため、絶対に予習はしていきませんでした。)
いざ当てられると毎回「わかりません」と言って授業中ずっと立たされていました。それほど授業中にあてられるのが嫌だったのです。
同様に理科・社会・国語も授業中に発言するのがとにかく嫌で、授業中ずっと「あてられませんように・・・」と祈っていました。
そのせいで僕の中学・高校時代は緊張感のため体型も今とは異なり細く、がりがりでした。
とにかく授業中は猛烈に緊張していました。体育はその点楽しかったです(あてられることがないので)
テスト期間は授業がないので、先生に当てられる心配をする必要がないので、精神的にめちゃくちゃ楽でテストの点数が良い悪いよりも授業がないことがラッキーでした。
大学に入ってからも僕の「授業嫌い」は続き、大学の場合1年生のときは広い教室で先生が一方的に話して終わるという授業が多かったので良かったのですが、2年生になると英語の授業が一クラス35人くらいしかいなく、高校時代と同じように当てられるので、強烈に嫌でした。もちろん予習はしていません。
2年生になると専門の授業が増えるので(僕は数学科だったので、数学の授業が毎日2コマ(3時間)ありました。)
この数学の授業が全くわからなくて、今度は「落ちこぼれ」になってしまいました。
高校までは授業は何とかついていけたのですが、大学の専門の数学の授業は全く分からず、地獄を見ました。
大学生になって初めてテストが大嫌いになり、大学の場合は「留年」がかかってくるので、テスト期間は高校時代とは異なり必死でした。
幸い大学の場合テストの代わりに「レポートを提出するだけでOK」という授業が多かったので助けられましたが、数学の授業と英語の授業はとても苦痛でした。
大学に入って初めて「勉強がわからない」ことの苦しみを知り、落ちこぼの人の気持ちが痛いほどわかりました。
数学のテストはいつも赤点ぎりぎりで、落としてしまった科目もありました。
本当は数学の授業で必要な単位をとれば「高校数学教諭1種」の教員免許を取得できたのですが、僕はさっさと見切りをつけ「中学校数学教諭第2種」の免許しかとりませんでした。
学科が小学校教員養成課程だったため、小学校1種免許はとれたのですが、高校の免許はとれませんでした。とにかく大学時代は数学で地獄を見ました。
大学4年生になると「ゼミ」が始まり、毎週金曜日の午後1時15分~4時半くらいまでゼミがあるのですが(ゼミとは少人数で数学の教科書(英語で書いてある数学の専門書です)を和訳してそれを数学的観点から理解していく、という授業でした。)
僕のゼミは6人構成だったのですが、毎回2人の学生が先生の前で授業をする、というスタイルのゼミでした。
僕の所属していたゼミには6人しかいないので「3週間に1回は発表する日」になるので、自分が発表(授業)をする日は最悪の気分でした。
水曜日と木曜日の午後1時~夕方6時くらいまで「予備ゼミ」といって、ゼミの内容について6人で数学の専門書を和訳してノートに書いていき、それから数学の内容を理解していく、というスタイルの「授業準備(予備ゼミ)」がありました。
今思い出すだけでも寒気がするのですが、とにかく大学時代はテストも嫌い、ゼミはもっと嫌い、という生活でした。
とても情けない話になるのですが、1年生のときの数学の授業では、テストのときにさっぱり問題がわからなくて、テストの解答用紙の裏に「数学科なのに、わかりませんでした。
すみません。2年生になったらもっと真剣に授業を聞いて勉強します。反省しています」というような長文手紙を先生に書きました。それで何とか単位をもらったこともあります。
これらの経験から、中学生・高校生がテスト嫌いな理由が「大学生になって初めて」嫌というほどわかりました。
テストは嫌ですよね? 今は僕は塾でテスト対策授業をしています。
生徒さんたちは一生懸命に勉強されています。
少しでもテストで良い結果が出せるよう、大学時代を思い出しながら精一杯授業をしていきたいと日々思っています。
2024年05月13日 02:03