特に理科
最近、北は北海道~南は沖縄県まで、理科の入試問題を解いています。とりあえず僕が先に解いて、その中から重要な問題を塾生に解いてもらうためです。
教科によって5年前と現在とでは問題傾向ががらりと変わる教科と、そんなに傾向が変わらない教科があります。
例えば、英語や数学は5年前の全国の入試問題と現在の入試問題にはそんなに大きな変化はありません。
似たような難易度、似たような傾向の入試問題が全国で出題されています。
ところが5年前と現在とでは大きく入試問題の傾向が変わっている教科があります。
特に理科がそうです。
理科に関しては、過去問を解くといっても5年前の入試問題と現在の入試問題とでは傾向が大きく異なります。
解いていて思わず「あっこれは新傾向の問題やなぁ」と思う問題にぶちあたる可能性が強く、英語や数学とは違って「古い過去問は使えないな」ということです。
僕は数学・理科に関しては、単元ごとに入試問題を分けてから、1つの単元ずつ問題を解いていきます。
そうすることによって、単元ごとの「問題傾向」が見えてきます。
例えば数学の「1次関数」の場合だと、全国の入試問題でよく出題されている問題の種類は決まっていて「動点問題」「速さ・距離ダイアグラム問題」「水かさ問題」
「利用料問題」「重なる図形問題」と分けることができます。
これらの問題を1つの種類について5問~10問くらい解いていくと、似たような問題にぶつかります。ここで少しずつ問題を解けるようになっていきます。
理科の場合も同じように「消化実験問題」「光合成実験問題」「蒸散実験問題」など、単元ごとに入試問題を分けてから1つずつ解いていくと、傾向が見えてきます。
今、僕の部屋には2013年度の全国の入試問題集~2024年度の全国の入試問題集がありますが、理科に関しては直近5年くらいの問題を解かないと、それ以前の問題は傾向が違いすぎ
て、参考になりません。
当然、「今現在の入試では出題されなくなってしまった問題」がたくさんあります。
そのため、特に理科は毎年最新の問題を解いていかないと、太刀打ちできないようになっています。
なぜここまで傾向が年々変わっていってしまうのかはわかりませんが、理科に関しては年ごとに傾向が変わっていってしまっています。
富山県の県立高校の入試問題の平均点は「英語」「数学」「理科」の3教科の平均点が低く、中でも数学は例年平均点が5教科の中で1番低くなっています。
そのため、入試対策をする場合は数学に一番力を入れた(時間をかけた)方が努力が報われやすくなっています。
もちろん、数学の場合、進学校を受験されない生徒さんには「解く必要が最初からない難問」もあるので、基礎的な問題、標準問題を解いていく必要があります。
僕の部屋にある理科の「単元ごとの過去問」は少しずつ様変わりしていっています。
なんで理科だけこんなに傾向が変わっていくのか?謎なのですが、いろんな問題を解いていく必要があります。
塾用の問題集だけでは太刀打ちできないので、最終的には「どれだけの入試問題を解いたか?」が合否を分けることになります。
新研究はそういう意味では最新の入試問題が掲載されているので、受験向きの素晴らしい教材だと僕は思います。
せめて自分の都道府県の過去問くらいは複数年分 解いておいて間違いはないと思います。
2024年09月16日 07:11
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