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高校生が授業中に「内職」をすること 武田塾チャンネルを見て・・・

久しぶりに武田塾チャンネルを見ていました。

すると、最近の動画に「高校生が授業中に内職をすること(授業とは関係のない教科の勉強をすること)」について、武田塾の先生方が熱く語っておられました。

話によると、以前に武田塾チャンネルで「高校生は授業中に内職をするべき」と述べたところ、学校の先生方や塾関係者からもう批判されたとのこと。

……難しいテーマですね。

建前では「授業中に内職をするのはけしからん」という意見が大半なのかなと思います。

学校の先生としては「学校の授業さえちゃんと聞いていれば大学には合格できる」

といったところでしょうか?

僕は高校生のとき、受験本をかなり読みましたが、当時受験のカリスマと呼ばれていた和田秀樹先生は、「入試に関係のない教科または

真剣に授業を聞いてもわからない場合は、どんどん内職をしろ」と著書の中で言っておられました。

僕は当時、それなりに衝撃を受けましたが、でも一理あるなと思いました。


ただ、僕の場合、座っている座席は一番最前列のしかも真ん中だったため(先生の目の前の座席だったため)とてもではないが内職はできませんでした。

僕は古文・漢文ををさっぱり理解していなかったので、はっきり言って古典の授業中はまさに「苦行でしかありませんでした」

「古文・漢文の授業受ける暇あったら、英単語の1つでも覚えていたい」と常々思っていました。実際はできませんでしたが…


もし、今僕が高校生(受験生)だとして、教室の最前列に座っていなければ、古文・生物・日本史の時間は内職をすると思います。

そうしないと受からないと思うからです。

武田塾チャンネルに寄せられていた批判の中に「学校をなめているのか!」というものもありましたが、

「じゃあ学校は受験に役に立つような、塾以上の授業を日々生徒に届けているのか?」と僕だったら思います。

実際僕の高校時代の学校の授業は英語・数学以外はほとんど聞いていませんでした。受験には間に合わない、と判断していたからです。

英語・数学の授業は真剣に受けていました。職員室に質問にも毎週のように行っていました。

僕が大学に合格できたのは、英語・数学がそれなりに得意だったからです。

国語・生物は最後まで、平均以下の成績でした。


 実際僕の友達も授業中に数学の問題を解いていたり、単語を覚えていたりしていた人もいました。

「要するに最終的に志望校に合格するには、どうしたらよいのか?」を各生徒さんが考え、そのうえで判断されれば良いのではないのか?と僕は思います。


バカ正直にすべての授業を受けて、理解も全くしていないのに黒板をせっせとノートに写したり、復習もしないのにぼ~っとした頭で嫌々授業を受けていても

はっきり言って時間の無駄です。そんなことをしているから志望校に届かないのです。

すべての学校の先生が、予備校・塾の先生よりも授業が上手なのであれば、もちろん「学校の授業が最上級」だと思います。

でも実際はどうなのでしょうか?

予備校や塾のように、授業の内容が悪いと生徒に判断された場合は、即座にその先生の授業は閉鎖になってしまいます。

給料も減り、仕事がななってクビになる先生はたくさんんいます。

学校の先生は、学校の利益を考える必要のない、言うならば安定した身分です。

その違いでしょうか?

学校の先生方は大学を卒業されてから即、学校に採用され民間の厳しさを全く知らない先生が大半だと聞きます。

塾や予備校の先生は、人気商売なので本当に大変な思い・工夫・授業研究をされたうえで授業をしています。」

僕の高校時代を振り返ると、確かに無駄なことをしていたなとは思います。

睡眠時間を削ってまで学校の授業を完璧に受け、プラス自分の受験勉強をする、そんな高校生は現実にはなかなかいないと思います。

学校の先生方は怒るでしょうが、一度予備校の映像授業を真剣に見て、研究・勉強されてみればよいのかもしれませんね?

予備校の先生方の授業ははっきり言ってレベルが違います。めちゃくちゃわかりやすい授業をされています。

受け持っている生徒数によって講師の給料が変わって来るので、あたり前といえば当たり前なのですが・・・

高校生の映像授業が人気があるのは、それだけわかりやすく受験に直結した授業を受けることができるからです。


今回の武田塾チャンネルは大変勉強になりました。

もちろん、学校の先生の授業も素晴らしいとは思うのですが、頭ごなしに「内職をする奴はけしからん!」と腹を立てるのはちょっと違うのではないのか?と思います。

そもそもクラスで40人に授業をすることが当たり前の学校の先生には「数人規模の少ない生徒相手に必死に授業をしている塾の先生」の気持ちはわからないと思います。

40人もの前で何不自由なく授業ができる、ということは大変恵まれた境遇であると僕は思います。

僕はしがない個人塾の一講師でしかありませんが、もし自分に息子がいて、学校の授業内容が劣っていて受験には役立たないなと判断したら、即、内職を進めます。

大学受験は大変厳しい世界です。

のんきなことを言っているとあっという間に周りから蹴落とされてしまいます。

弱肉強食の世界です。

見切りをつけるのは早ければ早いほど良いと思います。

あとは女子の生徒さんに多いのですが、馬鹿正直に学校の宿題をいちいち全部やっていて、肝心な受験勉強をしていない、という本末転倒な生徒さんがたくさんいます。

そういう生徒さんにはぜひ、武田塾チャンネルをご覧になり、大学受験の厳しさを1日も早く知ってほしい、と切に願います。

学校の先生、予備校・塾の先生、だれから学んで受験に打ち勝つのか?

どちらでも自分の好きな方を選んだら良いと思います。
 
2025年04月24日 09:38