オープンハイスクール
夏休みにオープンハイスクールがあります。中学3年生は自分が行きたい(志望校である)県立高校、私立高校へ体験入学することができます。
とても良い制度だと思います。
毎年、オープンハイスクールでスイッチが入り猛勉強を始める中3生がいます。
僕が中学生のときは、このオープンハイスクールというシステムはありませんでした。
言い訳にもなりますが、もし僕が中3の夏休みにオープンハイスクールで行きたかった高校へ体験入学することができたら、
その日を境にスイッチが入っていたかもしれません。
これは高校生にとっての「オープンキャンパス」も同じです。僕が高校生のとき、オープンキャンパスという制度は存在しませんでした。
僕は高校3年生の8月20日に、友達と3人で鈍行列車を乗り継いで片道6時間かけ、新潟大学まで行って来ました。
あまりにものキャンパスの広さに圧倒され、また教育学部の校舎のエレベーターで最上階まで行き、そこから見える佐渡島を見て猛烈に感動したのをよく覚えています。
食堂で「コーンカレー」を食べました。
教育学部の校舎の看板と新潟大学の正門からの写真、佐渡が島の写真を撮り「絶対に新潟大学に行くぞ!」と決意したものです。
代々木ゼミナール(代ゼミ)のキャッチフレーズでもある「志望校が母校になる」という言葉に心を打たれ、勉強時間が一気に増えたわけではなかったのですが、
8月20日を境にますます新潟大学に行きたくなりました。新潟への思いが強くなりました。
幸い、僕は新潟大学の入試科目と2次試験の配点がちょうど自分の得意科目と一致していて、模試では最初から最後までA判定しかとったことがありませんでした。
でも決して慢心することなく「俺は高校受験で失敗している。東の奴らに借りを返してやる」と3年間思い続けていました。
たとえ模試でA判定でも、それはあくまで模試での話。本番ではどうなるかわからないし、新潟大学の2次試験(当時は数学が300点、英語が300点で2次試験は600点ありました)
は大きいので、2次試験でこけたら終わり。A判定もへったくれもない。
模試はしょせん現役が多い。浪人生は含まれていない。
それに本番では必ず新潟よりも上の大学を志望校にしている受験生がランクを下げて新潟を受験しに来るはず。
喜びたかったら受かってからにしてくれ、 と自分に最後まで言い聞かせていました。
浜田省吾の「遠くへ」という歌を当時ことあるごとに聴き「やっと試験に受かったと 喜び勇んで歩く並木道
肩にセーターとおろしたてのバスケットシューズ 長髪をひるがえし 駆け上がる校舎」という歌詞をかみしめるように聴いていました。
自分を奮い立たせていました。
間違いなく僕は高校受験に失敗して、結果大学受験で報われたタイプです。 もしも労せずして高校受験に合格していたら、3年後は聞いたこともないような大学に
行っているか、浪人していたと思います。
中学生の話に戻って・・・
オープンハイスクールへ行って、自分が行きたい高校の写真を撮ったりして、少しでも勉強のきっかけにしてくれれば良いなと思います。
今はもう中3生は学校で担任の先生と進路相談をしたり個別相談をしたりしています。
厳しい現実をつきつけられている受験生もいるかと思います。
悔しかったら行動あるのみ。今日から猛勉強を始めてください。
僕が高校受験で失敗したのは間違いなく勉強不足が原因です。
はっきりいって無知でした。お話にならないような夏休みを過ごしてしまいました。
もしも育英センターさんなどの夏期講習へ行って、他の受験生の猛勉強している姿を見て刺激を受けて、スイッチが入っていればな…といまだに思うことがあります。
後悔先に立たず。
いいから勉強してください。それしか志望校突破への道はありません。
今回、新潟ツアーへ行ってきて妙高高原自然の家へ行き、改めてそう思いました。
「俺自身、受験が終わってちょっと油断していたな。そろそろ俺もスイッチ入れんとあかんな」と決意しました。
中間テストが終わり、あっという間に期末テストがやって来ます。
内申に直結する大切なテストです。
期末が終われば全県模試・育英模試があります。そしてオープンハイスクール。
英語・数学を勉強するのはもちろん。理科・社会もそろそろ本腰を入れて勉強していきましょう。
国語に関しては僕は素人なので何とも言えません。国語は勉強したからと言って伸びる教科ではありません、残念ながら。
かといって勉強しなくてもドカンと下がるような教科でもありません。一つ言えることは国語が得意な人は勉強のセンスがあると思います。
国語ができるということは他の教科もできる、ということです。自信を持って良いと思います。慢心してはいけませんが。
生徒さん別の受験プランを立て、宿題を考えていかなければ…
県立高校入試まであと9か月か…
俺の行動を正してくれる人はおらん。俺には上司も同僚もおらん。
俺がやる気を見せて頑張らんと、生徒が頑張るわけがない。
そう言い聞かせて、今日から心を入れ替えて頑張ります。
上越へ行ってきたのは正解だった。
2025年06月02日 04:35