風 / コブクロ
男性デュオ コブクロの曲に「風」というタイトルの曲があります。2002年2月14日に発売されています。
僕は30歳のときに友達の紹介で某市が主催している「結婚相談所」に足繫く通っていました。
そこでは女性の自己紹介カードみたいな用紙と写真をセットで見ることができました。
そこで僕はある日、結婚相談所を訪れて写真を見ていると「かわいいなぁ」と思える女性を見つけ、お見合い(と言っても軽いデートです)を
セッティングしてもらいました。
ゴールデンウイークが終わった直後にその女性と初めて会いました。
2人で待ち合わせして、ガストへ行きました(もうちょっと高い店に行けばよかったのですが、アイディアが浮かばなくてガストになりました)
ガストで2人でいろんな話をしました。
彼女は高校時代、吹奏楽部に所属していて、大学は音楽大学に通っていました。
当時、彼女は自宅で音楽教室を開いていました。特殊な楽器を演奏している人でした。
当時僕は、日中は某中学校の少人数指導支援講師をしていました。 夜は家庭教師をしていました。
彼女は当時27歳で、それまでにまともな恋愛をしたことがなく、27歳にしてはかなり純粋な人でした。
それから僕たちは数回デートをしました。
彼女が「乗馬をやりたい」と言ってので、婦中にある「あさひライディングパーク」へ行きました。
僕は馬のことなどそっちのけで、ただただ彼女の乗馬している姿に見とれていました。
とてもきれいな人でした。
「私は石橋をたたいて、たたいて、たたきすぎて石橋を壊してしまう」くらい臆病者なんだよね、と言っていました。
僕は「俺とは逆だね。俺は思ったことはすぐに行動に移すタイプだよ」と言いました。
3回目のデートが終わってから、僕たちはめでたく付き合うことになりました。
毎日バカップルのようなメールのやりとりをしていました。
お互い恋愛経験の少ないカップルだったのですが、彼女には当時、夢がありました。
当時、彼女は音楽教室の他に富山県内で開かれる音楽会やコンサートに出場していました。
彼女は「私は本当はもっと上手に演奏できるようになって、本格的に音楽科として生活していきたい」と強く言っていました。
「素晴らしい夢だね」と僕は言い、彼女は楽器演奏にのめりこんでいっていました。
ある日、僕が家庭教師をしている最中に彼女から、「今、ゆうちゃんの家の近くまで来たんだけど、会える?」とメールが届きました。
僕は「ごめん、今家庭教師中だから会えない。」と断りました。
その家庭教師の翌日に彼女から電話がかかってきて「やっぱり友達に戻らない?」と言われました。
あまりにも突然だったので、理由を聞くと「なんとなく話づらいし、楽器演奏を本腰を入れてやっていきたい。その時間が必要。
誰とも今は付き合う気分にならない」と言われ、結局フラれました。
かなり悲しく、この失恋を僕は2年くらい引きずっていました。
なかなか次の一歩が踏み出せず、暗く辛い日々を過ごしていました。
そのときにコブクロの「風」をよく聴いていて「あ~失恋ソングだよなぁ」と思っていました。
今でもコブクロの「風」を聴くと、当時の失恋したことを思い出します。当時のPVを見るとボーカルの黒田さんは、
今みたいにサングラスをしていなくて、素顔で歌っておられました。
この失恋は、僕にとっては高校受験の失敗と同じくらいの挫折でした。
泣くことはありませんでしたが、彼女とのことを思い出しては悲しいい気持ちになっていまいした。
2025年06月11日 15:26