個別指導形式の学習塾と家庭教師の寺子屋学習館|富山県射水市

わからない所が1つずつわかるようになる、達成感ある授業を心がけています。

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定期テストと高校入試の問題の「大きな違い」

今、中3生は世界地理の入試対策授業をしています。

各生徒さんに世界地理の「気候問題」に限定した入試問題プリントを作り、その問題プリントを解いてもらっています。

日本地理・世界地理問わず、入試問題には「雨温図」から各地域の気候について求める問題が頻出しています。

当塾では、とりあえず過去問の中から「世界地理気候問題」に限定して問題を解いています。

入試対策として地理の勉強をするときに、「世界地理」と「日本地理」とに分けて勉強していくのがセオリーかつ要領の良い勉強方法になります。

当塾には全国の入試問題の過去問が教科ごとにそろっています。


一番要領の悪い勉強の仕方は、「何も考えずに過去問を解く」、という勉強の仕方です。それだと終わりが見えない泥沼にはまってしまいます。


当塾では、どの教科も「単元ごと」に入試問題を一覧表にして、その一覧表(頑張り表)をもとに入試問題を何問かずつ解いていく、という勉強の仕方をしています。


当塾はクラス授業ではなく、「1対1または1対2の個別指導」スタイルなので、各生徒さんによって勉強内容が異なります。

僕自身が「プロ家庭教師」を長年やっていたため、生徒さん1人ひとりの学力に向き合う指導法をとっています。

カリキュラムの決まったクラス授業には興味すらありません。

例えば数学の場合だと、富山県の入試問題は出る単元がほぼ決まっていて、「1次関数の応用問題」と「規則性問題」が難しく、受験生の間で差がつきやすくなっています(円の

問題は難しすぎて、御三家を受験する生徒さん以外には、関係ありません。いわゆる「捨て問題」というジャンルになります。この捨て問題に取り組んでしまうと、入試本番で後悔

することになります。決して手を出してはいけない問題です。こういう「初歩的なこと」を1から受験生に教えていくのも僕の仕事です)

手を付けていい問題と「捨てる問題」を最初のうちに区別してから入試問題に取り掛かることが大切になってきます。


中3生の中にはこの時期になってもまだ「富山県の入試問題」すら見たことのない「初歩のできていない受験生」がたくさんいます。

何も考えずに目の前の学校の勉強や学校の宿題だけを真面目に取り組んでいると、年末あたりに後悔する羽目になります。

まだ富山県の入試問題を解いたことのない3年生はまずは書店へ行って富山県の過去問集を買ってきてください。

売っていない場合はネットで取り寄せてください。

間違っても「立ち読みですませる」ということは絶対にしないでください。それは勉強のできる学年で1ケタの生徒さんのみに

許される行為です。

入試問題は数学・理科・社会の場合は3年生の場合「入試問題のうちの50%」くらいは今の段階でも十分に解けます。

心に余裕のある今のうちに一度富山県の過去問を実際に解いてみて、難易度を肌で感じ取ってみてください。

意外に解けるかもしれないし全く歯が立たないかもしれません。

英語だけは全ての文法を習い終えないと「長文読解問題」は手も足も出ないので、今はまだ過去問を解いてみる必要はありません。


繰り返し述べますが、間違っても「学校の宿題を完璧にこなしている」だけで満足はしないでください。

学校の宿題は学校の宿題、受験勉強は受験勉強、次元が異なります。

カン違いして学校の簡単な確認程度の宿題ができているからといって安心しないでください。毎年学校の宿題だけをこなして満足している受験生がいます。

決して学校の宿題を全否定しているわけではありません。中には入試問題を学校の宿題として出している場合もあります。

この場合はめいっぱい学校の宿題に向き合ってください。それ以外の場合は出来て当たり前、スルーしてください。



このブログでもう何度も申し上げていますが、僕は中3の今頃、部活を引退し、勉強できる時間が大幅に増えたにもかかわらず勉強をせずに、遊んでばかりいました。

もちろん、富山県の過去問を解いてみる、ということなど思いつくこともなく(教えてくれる人も残念ながらいませんでした)ただただ目の前の学校の宿題だけをこなして

「勉強している」とカン違いしていました。

とても愚かな受験生でした。

初めて実際に富山県の過去問を解いたのは「冬休み」に入ってからでした。

もちろん「手遅れ」です。入試本番までもう2か月しかない冬休みになってからようやく入試問題を解いてみて、学校の定期テストとは全く違う角度から質問される「入試問題」に

圧倒され、パニック状態になりました。

冬休みは毎日7~8時間勉強して、3学期は毎日平日は5時間、土日は8時間勉強しましたが、本番までに間に合わず、富山東高校を受験し、失敗しました。

ちなみに当時の僕の成績は、定期テストはだいたい5教科で440点くらいでした(3年生1学期からの点数です)


この、「僕と同じ失敗」を繰り返してほしくないため、当塾では1学期の期末テストが終わってからは「入試対策」に入っています。

入試問題は学校の定期テストとは「質問のされ方」からして異なります。

聞いたことのないような質問のされ方をするため、最初は戸惑います。

ただ、問題をある程度解いていくうちに、入試問題独特の質問のされ方にも慣れてきます。

御三家を受験される中3生はもとより、「とりあえず県立高校を受験したい」と思っている受験生は、気持ちを引き締めてください。

期末テスが終わり実力テストももうすぐ終わり、ようやく学校のテストからはしばらくの間、「解放」されます。

この「解放されている期間」にどれだけ必死になって入試対策に取り組めるか?が入試の合否の分け目になります。


期末テストの結果はいったん忘れてください。もう終わった話です。

今日からは入試対策に取り組んでいきましょう。

1年生の単元の中から自分が苦手としているところから1つずつしらみつぶしで克服されていきましょう。


「何をどう勉強していいのか、さっぱらりわからずパニックになっている」という受験生は、ぜひ一度寺子屋学習館の門をたたいてみてください。

これでもかというほど、入試について「現実」を僕がお伝えさせていただきます。

とにかく心を入れ替えて毎日勉強していきましょう。


部活をされている受験生は、はっきり言って部活を引退して猛勉強体制に入っている「部活引退組」とはすでに差がつきはじめています。

毎日の勉強時間からして「引退組」とは大幅に異なって来るので当たり前なのですが、「部活プラス受験勉強」セットにして心を切り替えてください。

間違っても「部活を引退してから本気で勉強する」という甘い考えは今すぐ捨ててください。

部活をとるか?勉強をとるか? 両方とるか? どちらでも自分の好きな方を選んでください。
2025年07月06日 13:47