学力コンプレックス
恥ずかしながら、僕は学生時代、国語が大の苦手でした。(そのため今の寺子屋では国語の授業は行っていません)特に高校時代の国語の成績はひどく、現代文は人並みくらいには点数が取れたのですが、古文・漢文に関しては目も当てられないほどのひどい成績でした。
もちろん、苦手だったら勉強すればいいだけの話なのですが、僕は高校3年間「そのうち古文・漢文を勉強しよう」と言い続けて高校時代を終えました。
勉強もしないのに成績が伴うわけがありません。
結局、高校3年間通して国語の全国偏差値が50を超えたことは最後まで一度もありませんでした。
大学受験のときも国語の配点が一番低い大学を選びました。そこしか受からない、と自覚していました。
高校時代~現在に至るまで国語に関しては本当に苦手意識が強く強烈な「学力コンプレックス」となっています。
ただ、「読書」は好きです。(27歳あたりからようやく読書するようになりました)
27歳、高岡市伏木で初めての個人塾をしていたときに、偶然中谷彰宏さんの本を読み始めてから、本を読むことの楽しさに目覚めました。
もし中谷彰宏さんに出会っていなければきっと今も「大の国語アレルギー」だったと思います。
僕は中学時代も国語の成績が一番悪く、いつも国語が足を引っ張っていました。
そのため国語の成績が良い中学生に出会うと猛烈に感動します。すごいなと思います。
国語ができるということは、かなり大きなアドバンテージになるのではないかと思います。
よく親御さんから「どうやったら国語の点数が伸びるでしょうか?」と聞かれます。
そんなとき僕はいつも「国語1教科伸びる時間があれば、他の4教科全部伸びます」と答えています。
それくらい国語の学力を上げるのは難しい、と僕は思います。
「どうやったら国語の成績が伸びますか?」と僕が質問したときに
「それまでの人生でどれだけの読書をしてきたか?によると思います」と答えている現役の中学の国語の先生がかつていらっしゃいました。
なるほど、そうなのか、と思いました。
中学生に声を大にして言いたいのは「国語ができる人は勉強ができる人」だということです。
国語だけは教えようがない…努力しても点数が上がるとは断言できない。
一概には言えませんが、国語が得意ということは、他の教科も頑張ればなんとかなるだけの基礎学力があるということです。
自信を持たれてもいいと思います。
高校受験に限定して言えば、必ずしも国語が苦手だからといって、志望校には合格しない、ということはありません。
他の教科でカバーすれば十分に合格は可能だと思います。
ただ、「国語」という教科の特性(勉強したからといって、必ずしも結果につながるとは限らない)を知っておくと、精神的にも楽になるのでは
ないのか、と思います。
2025年07月10日 23:22