一度遊びに来てよ ~森高千里~
今日、数年ぶりに森高千里さんの「一度遊びに来てよ」という曲の動画を見ました。僕が大学を卒業する直前によく聴いていた、とても思い入れのある1曲です。
大学卒業当時、僕には大学2年生の11月からつきあっていた恋人がいました。
同じクラスだった人で、お互いに初めての恋人でした。
彼女はとても純粋な人で、ものすごく真面目、家がとても厳しくて、自宅生でした。
大学生なのに土日のうちのどちらかは1日家にいなければならない、という納得のいかないルールが彼女の家にはありました。
門限はなんと18時・・・これは中学生の話ではありません。二十歳を越えた、大学生の話です。
僕は当時は下宿に住んでいて、もちろん門限などありません。
大学2年生になって初めてできた恋人。もううれしくて舞い上がっていました。
11月から付き合いだしたので、すぐにクリスマスイブを迎えました。
僕にとっても、彼女にとっても初めての恋人と過ごすクリスマスイブ。
彼女は8月生まれの人でした。
8月の誕生石は「ペリドット」というエメラルドグリーンの石になります。
ペリドットのネックレスを買って、僕は楽しみにクリスマスイブに向けて準備していました。
幸いなことに、クリスマスイブだけは、彼女の厳しい父も「門限は21時まで」にしてくれました。といっても21時ですが…
新潟駅南口にある「プラ―カ」というちょっとしたデパートみたいな所へ行き、話しながら買い物を楽しんでいました。
新潟駅南口近くにある「けやき通り」という名の道を二人で手をつないで歩いていました。
写真を何枚か撮り、新潟駅の中で彼女にペリドットのネックレスをプレゼントしました。
彼女はとても驚いて、そして泣いて喜んでくれました。
僕も嬉しかったです。
彼女は僕に写真立てをプレゼントしてくれました。
「ずっとこの写真立てに私と優一郎が写っていますように」と書いてある手紙を読んで感動しました。
彼女とはとても仲が良かったのですが、ひとつだけ大きな弱点がありました。
それはすぐに泣くところです。
僕がちょっとした冗談を言ってからかうだけで、彼女は号泣してしまうような人でした。
お互いに「こんなことでいちいち泣いてたら、将来一緒に生活できないよ?」と言っていました。
彼女を泣かせるたびに僕は自分を責めていました。またやってしまった…
大学4年生になり、僕らの学科(教育学部小学校数学科)はゼミが始まりました。
毎週水曜日・木曜日・金曜日の3日間、午後1時から夜の9時くらいまで、男子3人・女子3人合計6人でゼミという「数学科の集まり・グループ」で
数学の勉強をしていました。雑談もかなりしていて、水曜日・木曜日はゼミ活動のうちの半分は「面白トーク」をしていました。
当時、女子のゼミ員3人のうちの2人には彼氏がいました。残りの1人の女子には彼氏がいませんでした。
僕はゼミがあるたびにゼミ員の女子に、つきあっていた彼女の話をしたり、彼女とのことについての相談事をしたりしていました。
大学4年生の10月になると僕は「クリスマスイブに、彼女に手編みのマフラーを編んでプレゼントする!」と豪語し、男なのに
マフラーを編み始めました(本当の話です)
1段目だけはゼミ員の女子に作ってもらい、2段目からは僕が自力でマフラーを編みました。
白色の毛糸で大学ノートの最後のページに「今日は何段分編んだ」と書いていきました。
しかも僕はド素人のくせに「縄編み」という、少しテクニックのいる編み方をしていたので、パニックになるたびにゼミ員の女子に
「助けて!」と電話して教えてもらっていました。
そのゼミ員の女子は当時彼氏がいなく、当時僕のことを「佐伯君ていい人だね。彼女は幸せ者だね」と言ってくれていました。
とても話しやすい人で、僕が冗談で彼女をからかっても笑って返してくれるような気さくな人でした。
その人の人柄に僕はいけないとわかっていながらも、だんだんと魅かれていってしまい、大学卒業間際の1月になったころには
ゼミ員である彼女のことを好きになってしまいました。
これはまずいことになってしまった。どうしよう…
当時、下宿の親友(同じゼミ員でした)に打ち明けると友達は「とっくにわかってたよ」と言いました。
どうする?と聞かれ「わからん。今の彼女も好きだし、ゼミ員の子も好きだ。どうしよう」とドツボにはまってしまいました。
冬休みに富山へ帰省して、中学時代からの友達にも、相談しました。
彼は「お前のことだから、俺は何も言えんけど、早く1人に決めれよ。じゃないと2人とも深く傷つくぞ」
と言われ、ますます迷ってしまいました。
そのころに偶然、森高千里の「一度遊びに来てよ」という曲を聴いて、自分のことを言っているような歌詞に気持ちを重ねていました。
まぁ今だからこうして冷静に思い出していますが、当時は本当に苦しかったです。
ゼミ員の女子も2月に入って少したったころ、彼女を僕が家まで送っているときに
「佐伯君、私と付き合って」と言いました。彼女がフッてくれればそこで終わった話なのですが、ますます迷ってしまいました。
どこまでも優柔不断な僕は、あまりにも悩みすぎて、頭が痛くなってしまいました。
1日じゅう2人のことを考えすぎて、頭がパンクしそうでした。
二度と経験したくない、辛い日々でした。
もちろん嬉しい気持ちもあったのですが、当時はまだ若かったので、罪悪感でいっぱいでした。
長々と書いてしまいました。
読んでて不快な思いをされた方もいらっしゃるかと思います。すみません。
森高千里さんの動画を見て、ふと大学卒業のころを思い出していました。
とても苦く、悩んだ日々のことを思い出しました。
PS:結局僕は初めてできた彼女と別れ、ゼミ員の人と付き合うことになりました。
初めての彼女は20代後半のころに結婚し、今は幸せな家族を築いている、と聞きました。
2025年08月22日 21:46