英単語とどう向き合うか?
中学英語を勉強するときに、必ず問題になるのが「英単語」です。中3になると1教科40点満点の実力テストが7月から始まります。2学期からは,はほぼ毎月のようにテストがあります。
実力テスト,中教研テスト,全県模試,期末テストなどなど。
3年生の2学期からのテストは英語に関しては「長文問題の出来」が点数に大きく影響します。
長文対策はどうすればよいのでしょうか?
長文である程度点数を取りたい場合、「英単語」をある程度覚えていないと、何が書いてあるのかさっぱりわからず、当然問題も解くことができません。
学校では基本的に英単語について勉強する授業はありません。良心的な学校は英単語コンテストなどを実施して、英単語を覚える機会が用意されますが、
そうでない場合は、完全に「個人の努力」に任せられることになります。
この場合、自分から積極的に英単語を覚えようと努力する生徒さんと、「そのうちに覚えよう」または「全く英単語を覚えようとしない」生徒さんがいらっしゃいます。
模範解答として、「長文を読んでいて、わからない単語があったら、その都度書き出して覚えていく」という覚え方をおススメする場合がありますが、本当でしょうか?
僕個人的には「半分は正解で半分は不正解」だと思っています。そもそも長文問題を解かない生徒さんはどうすればよいのでしょうか?
理想的に毎日英語長文を読んで、わからない単語を書きだして覚えていければ良いのですが、長文を読まない生徒さんの場合、英単語を覚える機会がなくなってしまいます。
現実的には「単語カードを使って英単語をコツコツ覚えていく」そしてその上で長文問題を解きながら「わからない単語をカードに書き出して覚えていく」という覚え方が
ベストなのではないかと思います。
英単語を覚えるときに、覚えてほしい単語には順位があります。品詞によって順位があるのですが、
1位:動詞 2:名詞 3:その他 となります。
もしも動詞の意味がわからないと、英文を訳すことはほぼ100%できません。
たとえば I study English every day.という英文があったとします。
このときに「study」の意味を知らないと正確に訳すことはできません。 まずは「動詞」から覚えていきましょう。
動詞と名詞をしっかり覚えれば、あとの副詞や形容詞はある程度覚えていなくても何とかなることが多いです。
教科書に出てくる単語を確実に覚えて行ってほしいと思います。
あとは新研究などに載っている英単語を片っ端から動詞→名詞の順でまずは覚えてほしい。
動詞の場合は「過去形」「過去分詞形」もセットで覚えてしまいましょう。
入試では動詞の活用を問われる問題が出ることがあります。
たいていは「過去分詞形」なのですが、覚えていないと解けません。
まだ入試までには時間があるので英単語を覚えていない、という中3生は単語カードを買ってきて,カードの表に英単語、裏に「意味」を書いてカードを作っていきましょう。
100均や本屋さん・文房具店(オフィスボックスなど)に行けばあるかと思います。
英単語をある程度覚える→文法をマスターする→英語長文問題に取りかかる という順番で受験英語の対策を進めて行ってください。
まだ入試には関係のない中1生や中2生も、今のうちに英単語をコツコツ覚えて行ってください。
3年生になってからあわてて覚えるのではなく、時間的・精神的に余裕のある今のうちに覚えて行ってください。
僕は中学時代、英単語コンテストなどのテストがなかったため、自力で英単語を覚えていきました。
ノートに英単語を何回も書いて、声に出して発音して1つずつ覚えていきました。
英単語を覚えることは「頭がいい」「頭が良くない」という問題ではありません。やったか、やらなかったか それだけです。
やった人が覚えていき、やってない人はいつまでも覚えていないまま となるだけです。
高校生になると英単語を知らなくても「前後の意味から推測する」という高度なこともできますが、中学生にはまだそれは厳しいかと思います。
英語は大学受験にも重要な科目になります。文系・理系を問わず大切な科目です。
中学生のうちから英語を得意科目にしていきましょう。
寺子屋では動詞の活用表「現在形ー過去形ー過去分詞形」を一覧の表にしたものを,透明な下敷きにはさんで、生徒さんに渡しています。
英単語を覚えることから受験英語対策は始まります。
毎日少しずつ覚えるか? ある程度まとめて一気に覚えるか?
自分の好きな方法で英単語を覚えていってください。
2025年10月16日 15:09