♪およげ!たいやきくん♪ を聴いて
今からさかのぼること30数年前、1975年に,子ども向けのテレビ番組「ひらけ!ポンキッキ」のオリジナルナンバーとして「およげ!たいやきくん」という曲が発売されました。子門真人さんが歌ったバージョンは,2021年3月現在,日本レコード売り上げ枚数が最も多いシングル盤となっています。
現在までにオリコン調べで,450万枚以上のレコード・CDを売り上げています。
「ヒットの影響」として,ヒットの要因としては情緒に訴えかけるメロデイーやシングル付属のぬり絵を求めて買われたという意見もあります。
また,歌詞の内容が,会社勤めを辞めて,広い世界へ飛び出したいサラリーマンの気持ちを代弁していた,と言われています。
子ども調査研究所が「およげ!たいやきくん」のブームについて調査した結果によると,幼児・小学生低学年の子供とその若い父親からブームの火がついたとされ,
レコードを購入した父親の意見は,「子供が欲しがったし,親も興味があった」「子どもが喜びそうなので」といったものが大半を占めたそうです。【ウイキペディアより】
僕は当時、保育所に通っていたころで「ひらけ!ポンキッキ」を毎日見ていました。
年長組くらいのときに「およげ!たいやきくん」という曲を知ったような気がします(うろ覚えですが…)
初めて歌を聴いた時、歌詞の内容に衝撃を受けました。
「店のおじさんとケンかして,店を飛び出して自由に海を楽しそうに泳いでいた たいやきくんが、釣りあげられてしまい、最後には知らないおじさんに食べられてしまう」
というストーリーがあまりにも悲しくて、とてもせつない気持ちになったのを覚えています。
昨日、それこそ30年ぶりくらいに動画で「およげ!たいやきくん」の歌を聴きましたが、やっぱり聴いた後、落ち込んでしまいました。
なつかしいというよりも「うわ~結局は夢かなわず、食べられてしまうのか・・・」とむなしい気持ちになりました。
もちろんメロディー自体は好きで、歌はとても好きなのですが、当時のサラリーマンの方々の
「会社勤めを辞めて,広い世界へ飛び出したい!」という気持ちが込められているなぁとも思いました。
たとえば,同じ子ども向けソングで大ヒットした「だんご3兄弟」はとても好きで、聴いていて楽しい気分になるのですが、
どうも僕には「およげ!たいやき君」はインパクトが強すぎて、あわないみたいです。
大ヒットした歌なのだけど、なんか最後は物悲しい「死んでしまう」という歌詞の内容が、今でもやっぱり受け付けません。
もちろん文句を言っているわけではありません。大ヒットした名曲なのですから…
僕はドラマや映画でも「死をもって何かを伝える」という内容が嫌いで、1回は観るとしても2回以上繰り返してい観るということは、まずありません。
唯一,映画「世界の中心で愛を叫ぶ」だけは数回見ましたが、他のドラマでは、登場人物が死んでしまう結末のドラマは、見ません。
そんなことを言ったら、病院や介護士さんとして働いている方々はどうなるの?と突っ込まれそうですが、僕にはそれらの仕事は勤まりません。というか無理です。
幸い僕は「未来ある中学生」相手の仕事をさせてもらっているので、教え子が死んでしまう、という経験は今のところ ありません。
ただ、高校入試に教え子が失敗して落ちてしまうと、とても苦しい気分になります(今のところ寺子屋ではほとんどの生徒さんが合格してくれるので1回しか苦しんだ
体験はありませんが)
病院や介護施設で働いている方々はすごいなと思います。
さて、暗い話が続いてしまったので、少し明るい話を。
教え子さんから教えてもらったアベマTVの「今日好きになりました」という番組、面白いですね!
過去の回をさかのぼって見ています。
20年ほど前に流行っていたテレビ番組「あいのり」の高校生版のような感じで、楽しんだり悲しんだりしながら見ています。
高校時代は本当に楽しいと思います。
僕も高校時代が学生時代の中で一番楽しかったです(一番自分の時間があって、自分と向き合えたのは大学時代でした)
10代の勉強で,ある程度将来が決まってしまう、と言うと大げさですが、僕の周りの友達を見ていたりすると、「10代の勉強量で職業は決まってしまう」と思います。
学業に専念して働くのか?それとも「手に職をつけて職人さんとして働くのか?」いろいろな選択肢はありますが、
将来,何になりたいのか?まだわからない中学生・高校生は、とりあえず勉強しておくのが賢明のようですね。
僕の妹が子供たちに「学歴である程度仕事は決まってしまうよ。同じ仕事をしても給料とかが変わってきてしまうし,仕事を選ぶときの選択肢も変わって来るよ」と
よく言っていますが、確かにそうだよなぁと思いながら聞いています。
もちろん、学歴がすべてとは言いません。ただ、将来社会に出ても「勉強」は続きます。
いや社会に出てからの方が勉強することはたくさんあるかと思います。
10代のうちに「勉強することに慣れておく。勉強できるだけの集中力を身につける」ことは大切なことだと思います。
「およげ!たいやきくん」の話から大きく話がそれてしまいました。
勉強なりスポーツなり、自分がどの分野で学生時代を生き抜くのか?
一度立ち止まって、考えてみるのも良いのかもしれませんね。
PS:千田琢哉(せんだたくや)さんという作家さんがいます。
彼の書籍の中には、ふつう世間では大っぴらには語られない事実をこれでもか!というほど、厳しく淡々と書き綴られております。
千田琢哉さんの動画(千田琢哉の真夜中の雑談)なるとさらにその傾向は顕著になり、「勉強しておくことの大切さ」がたくさん語られています。
世の中の仕組みについて、10代・20代で知っておくととても将来役に立つ知恵が語られており、年齢問わず人気のある作家さんです。
もし機会あれば、一度千田琢哉さんの書籍を読むなり、動画を見る(というよりもお聞き)してみたください。
        2025年10月31日 13:25
      
    
 
 
