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富山県立高校入試の平均点の推移

過去3か年の富山県立高校入試の教科ごと平均点を調べてみました。

2025年度の教科ごと平均点は、100点満点で計算した結果、英語51.5点,数学37.6点,国語68.2点,理科54.0点,社会51.1点でした。

2024年度の教科ごとの平均点は,同様に100点満点で計算した結果,英語53.3点,数学47.1点,国語58.1点,理科50.6点,社会55.4点でした。

2023年度の教科ごとの平均点は,英語56.2点,数学54.3点,国語65.3点,理科55.4点,社会58.2点でした。

数学の平均点が毎年1番低く、英語・理科も低いですね。
 

 社会は比較的毎年平均点が高かったのですが、2025年は51.1点しかありませんでした。

ということは、社会も難化してきているようですね。

国語だけが平均60点を超えることがありますね。他の教科は平均点が50点台。

平均点が低いということは、本当に実力がある受験生にとっては有利ということです。

数学はダントツで平均点が低いですね。大学入試の共通テストもそうですが、数学は問題が難しいようです。

昨日も述べましたが、だからといって数学ばかり勉強するのは要領が悪く、また問題が難しいため努力が報われにくい教科になっています。

僕も中学時代はそうだったのですが、定期テストではいつも数学は90点以上取っていましたが、本番の県立高校入試では6割~7割くらいしか取れませんでした。

努力が報われなかった入試でした。

ただ、高校入試の良いところは、大学入試とは異なり、どの教科も配点が同じ1教科40点というところです。

数学がもしも悪くても、他の4教科でカバーできます。

大学入試の場合、傾斜配点といって教科ごとに配点が異なります。

たとえば僕の場合、新潟大学を受験したのですが、5教科で1350点満点中、数学と英語の配点がそれぞれともに450点もありました。

英語と数学合わせて1350点満点中900点を占めていました(数学と英語で1350点満点のうちの67%を占めていました)

英語と数学の出来で合否が決まる、という配点でした。

それに比べると、高校入試は英語と数学の合計点数は200点満点中の80点(40%)しかありません。

もしも英語と数学がやや苦手だとしても、理科・社会・国語で良い結果が出れば何とか合格できることが多い、ということです。

ただ、富山県の場合、理科の平均点もかなり低いので、理科が苦手な受験生にとっては厳しい入試になります。


難しいですね。

僕も進路指導をしていて、生徒さんごとに得意教科・不得意教科は異なりますが、どの教科に時間をかけて勉強すればよいのか?

判断が難しいことがあります。

ただ、数学が苦手な生徒さんが毎年多いです。

高校入試(志望校)を突破する方法は,とにかく勉強時間を増やすことでしょうか?

中3生でしたら、今の時期は志望校に関わらず、毎日3時間以上は勉強してほしいところです。

1時間30分は今学校で習っている所の勉強、残りの1時間30分は1・2年生および3年1学期の勉強をしてほしいところです。

受験勉強の基本は「量より質」ではなく「量が大切」だと思います。

まずは時間をかけて勉強する、勉強量が少ないとそれだけでもう不利になります。

誘惑に弱い受験生は、勉強中は携帯を違う部屋に置いておいて、手元に携帯を置かない、

ネットは絶対にしないなど、ルールを決めて勉強してほしいと思います。

ただ最近の受験生は調べごとをしながら勉強する生徒さんも多いので、一概に携帯を見るなとも言い難いのですが、とにかく勉強中は友達とは連絡をとらずに

勉強だけに集中してほしいと思います。

もしも勉強中に友達からラインが来たとしても、寝る前になってから返事を1回だけするなど、工夫して対処してほしいと思います。

もちろん自分が勉強に集中できないからといって、友達にラインを送るとかはしないこと。

友達の邪魔をしないよう、「親しき仲にも礼儀あり」の心構えで日々過ごしてほしいです。


長々と書いてきましたが、入試まで残り4カ月を切りました。

志望校合格目指して、最後まで全力疾走していきましょう。


PS:最近インフルエンザが猛威を振るい始めてきています。

外から帰ってきたら手洗い・うがいをしてください。

まだ予防接種を受けていない生徒さんは、早めに予防接種を受けましょう。
2025年11月12日 22:48