おいっ子から聞いたこと
おいっ子と話をしていました。彼は今は中3で受験生です。ふだんは塾へは行ってないのですが、夏期講習だけ、母親に言われて行っていました。
9月に入り、2学期からはどうするのかな?と思って様子を見ていましたが、塾へは行っていません。
「夏期講習どうだった?」と僕が聞くと「先生によって当たりはずれがあった。だから行きたくない」とのこと。
「何がはずれだったん?」と聞くと
「歴史で漢字とか間違えただけで受験のことを引っ張り出してきて「そんなんじゃ受験に通用せんよ」とか
何かとミスをするとしつこく言ってくる、それが嫌だ、と言っていました。
そうか、そんなもんか… と僕は思いました。
教え方の上手い先生もいたのですが、その1人の先生が嫌で行きたくないと言っていました。
僕はふだん塾生に対して、塾生が漢字で書けないときは、ふだんは何も言いません。
僕らの時代は漢字で書け、という問いがありましたが、今の高校入試では漢字指定の設問はほとんどありません。
これが高校生だったら、日本史だと私立大学の場合は漢字指定の問題が出ますが、共通テストはマーク式のため漢字指定はありません。
よっぽどの歴史上の人物(たとえば聖徳太子など)で大切な場合は漢字を教えますが、今の入試ではひらがなで書いても正解で、逆に漢字で答えて間違いがあると×にされます。
時代は変わっています。そこまで漢字指定にこだわる必要はないかなと個人的に思います。
僕が気になったのは「ミスをいちいち引っ張って入試につなげて、最終的には「お前は無理」みたいな言動」は確かに講師としては良くないと思いました。
……難しいですね。あまり甘やかすとそれはそれで塾生のためにもならないし、かといっていちいち口うるさく言うのもどうなんだろう?もし自分が言われたら嫌だなと思います。
僕はかなり甘い方だと思います。もうちょっと厳しくした方がいいのかなとも思いますが、今の時代に昭和時代みたいな指導をしても塾生はついてきません。
あっさりと辞めていくと思います。
必要な時には注意もしますが、できることなら塾生を引き付けるような授業をして、何とかくらいついてきてほしいなと思っています。
塾を休んでも僕は特に口うるさくは言いません。言っても仕方がない、と思うから言わないだけです。
塾は子ども相手の仕事です。今の子どもたちは、しかられることに慣れていない生徒さんは多いと思います。
時代的にもあまり口うるさく言うと「パワハラ」になってしまいます。
かといって必要以上にほめちぎるのもどうかと思います。
テストで良い結果が出たときは「頑張ったね!」とほめてはいます。
僕は中学時代に通っていた塾ではほめられたことは一度もありませんでした。それが当たり前だったのかなと思っていました。
でも高校生になってからは担任の先生からはよくほめてもらっていました。もちろん、うれしかったし「次も頑張ろう!」と思いました。
寺子屋は基本的には「僕が怒ることはめったにない」穏やかな塾です。
生徒さんが勉強したいことを中心に授業を組み立て、必要があるときや、生徒さんが特にこれを今日は勉強したい!ということがない場合は僕の方で授業内容を決めて
授業をしています。 普通は授業の最後に「次は何の教科をするけ?」と僕が生徒さんに聞いています。
すると「学校のワークをしたい」とか「数学のわからない所を習いたいです」など、リクエストが入ります。
あまりにも生徒さんの習いたい教科が偏っている場合は、軌道修正はします。
やる気ある生徒さんに応えることを考えながら、授業準備をしています。
2024年09月19日 15:36
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