新湊南部中学校は今日は期末テスト2日目になります。
新湊南部中学校(2年生の場合、他の学年はちょっとわかりませんが ) とても良い問題をテストに出題されているなといつも思います。
理由は、入試を想定した問題を必ず出題されているからです。
普通、定期テストは「学校での理解度を測るためのテスト」をします。授業で習ったことをどれだけ理解できているか?を試すために定期テストがあります。
僕が中学時代のころも、僕の中学校の定期テストは「入試問題」とはかけ離れた、比較的易しめの問題が大半でした。
でもその結果、中教研テストとか、3年生になってから受ける「40点満点の実力テスト」になると太刀打ちできず、定期テストに比べるとはるかに低い点数しかとれませんでした。
理由は簡単です。「定期テストレベルの勉強しかしてこなかったから」これに尽きます。
新湊南部中学校の「定期テスト」は必ず「入試レベルの問題」がいくつか出題されます。実際に他県の入試問題をそのまま出題されたような問題もよく見かけられます。
「他の中学校のテストが悪い」と言っているのではありません。
新湊南部中学校の生徒さんは「定期テストの準備・勉強をしている段階ですでに
「入試レベルの勉強ができる」ということを言いたいのです。
新湊南部中学校の先生方の考え方が「入試を想定した」意識なのだと思います。
定期テストだけではなく、入試にも通用するような学力をつけてほしい、という願いが込められているのだと僕は思います。
今の高校入試の問題(特に英語・数学)は定期テストと比べて、非常に難しい問題が出題されます。
県立高校入試の英語・数学の平均点はともに「40点満点で20点~22点くらい」です。20点を下回る年もあります。
英語・数学で差がつくような問題構成になっています。とても良いことだと思います。
大学入試においてもこの傾向は変わらず「英語・数学の出来」が受験生にとって大きなカギになっています(特に国公立大学を志望されている高校生にとっては)
あとは新湊南部中学校の定期テストは「こんな問題を出しますよ」と具体的に問題の「中身」まで教えてくれています。
そのためテスト勉強がとてもしやすい、と思います。
普通だったらテスト範囲(教科書何ぺージ~何ぺージまで、とかワークの何ぺージ~何ぺージまで)とかしか書いてありません。
情報はそれだけです。補足が少し書いてある程度です。
でも新湊南部中学校のテストの場合は「発熱反応と吸熱反応」「質量保存の法則」「銅とマグネシウムの酸化」「動物細胞・植物細胞および顕微鏡の使い方」」など、
かなり細かく具体的に出題内容が示されています。これだと対策が立てやすく、良心的だと思います。
僕の中学時代は「教科書何ぺージ~何ぺージ。ワーク何ぺージ~何ぺージまで。教科書を何回も読みましょう。授業で配ったプリントを何回も見直しましょう」
この程度のことしかテスト範囲表には書いてありませんでした。何の対策の立てようもない「オーソドックス」なテスト範囲表でした。
そのためテスト範囲の最初から最後までまんべんなく勉強しなければなりませんでした。
要領の悪いテスト勉強をしていました。
「的を絞ったテスト勉強ができる」ようなテストはテスト勉強にもメリハリがつき、重要な部分をさらに強化できるため、とても生徒さんにとっては良いことだと思います。
PS:もう20年も前の話になるのですが、小杉中学校の理科の先生でものすごく授業が上手でわかりやすい先生がいらっしゃいました。
当時の生徒さんいわく、「定期テストよりも入試問題の方が簡単」とのことでした。
その学年の理科の平均点は非常に高く、学年の理科のレベルも高く、素晴らしいことだと思いました。
2024年06月26日 09:00