個別指導形式の学習塾と家庭教師の寺子屋学習館|富山県射水市

わからない所が1つずつわかるようになる、達成感ある授業を心がけています。

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2025年の記事:ブログ

期末テスト→全県模試

先ほど大門から帰ってきました。

今は期末テスト期間中です。寺子屋に来てくれている中学生、みなさん一生懸命に勉強しておられます。

早く期末テスト終わってほしいですよね?

期末テストが終わったら、2年生は3月30日に行われる富山全県模試の対策授業に入ります。

ようやく入試を見据えた勉強が始まります。

2年生3学期は別名「3年生0学期」とも言われています。

もうすぐ3年生=受験生。

1年はあっという間に過ぎてしまいます。

期末テストが終わると数学を中心に1年生~2年生の学習範囲を勉強し直していきます。

生徒さんによって多少の違いはありますが、入試の計算問題(1・2年生の範囲)をまずは解いていきたいと思います。

3年生になると1教科40点満点のテストが夏ごろから始まります。

数学は40点満点のうちの10点は計算問題になっています。

この計算問題で7点以上取ってほしいと思っています。

計算問題で思うように取れないと、数学のテストは1けた、という恐ろしい現実が待ち受けています。

5教科の中で数学ほど結果が出るまでに時間のかかる教科はありません。

英語もそうなのですが、数学は「積み重ね」の教科です。

今日明日ですぐに結果の出るような教科ではありません。

もちろん、定期テストでは「一夜漬け」が通用しますが、入試では全く通用しません。

どれだけ勉強してきたか?がモロに結果として出てしまう教科です。

計算・関数・図形など、各分野ごとに難しい問題があり、特に1次関数・規則性の問題は富山県の入試の場合、難問が多く、苦手にしている受験生はたくさんいます。

逆に考えると、1次関数と規則性問題をクリアしてしまえば、かなり優位に立てることになります。

1次関数はさらに細かく枝分かれしています。1つずつ問題のパターンごとに攻略していきたい単元です。

教えている僕も個人的に1次関数と規則性問題を教えるのはとても好きです。

そして1番これまでに勉強してきました。

数学を得意になってほしいなと思っています。

期末テストが終わってから4月に行われる中教研テストまでの期間に、どれだけ1・2年生の復習ができるか?

とても大切な時期になります。

僕も心して準備していきます。

2年生にとっては高校入試まであと1年しかありません。

部活が忙しく、また楽しいのは重々承知の上で、勉強時間も増やしていってほしいと思っています。

1年後の春、笑うために、今頑張りましょう。
2025年02月23日 23:03

文系か理系か? 迷ったときは…

たいていの高校は、2年生に上がるときに文系と理系に別れます。

僕は高校時代、文系でした。国語が大の苦手の文系。そして数学がまあまあ得意な文系の生徒でした。


高校1年生のとき、担任がことあるごとに「文系か理系か?進路で悩んだときは理系にしとけ。あとになってから文転はできるけど、

文系の生徒が理系に変更することは無理だぞ。」

と言っていました。

要するに、理系の場合、あとになってから文系に変更することはできるが、文系の生徒が後になってから理系に変更することはかなり難しい、ということです。


文系か理系か? ほとんどの生徒さんにとって決め手は「数学ができるかどうか?」だと思います。

国公立大学を目指す場合、文系の受験生でも共通テストで一般的には数学を受験しなければなりません。

2次試験には数学は必要ない大学が多いですが、共通テストで数学が必要になってきます。

そのため、文系の受験生でも数学を勉強しなければなりません。

これが私立文系になると、試験科目はほとんどの場合「英語・国語・社会」の3教科になります。

数学が必要ない分、英語・国語(現代文と古文)・社会のみを勉強すればいいことになります。


どんなに遅くても,高3の夏休みに入るまでには自分は文系なのか?理系なのか?を決断する必要があります。

理系の受験生の場合は、極端な話共通テストが終わってからでも文系に変更、または理系と文系の両方の大学(学部)を受験することも可能です。

文系の大学で2次試験に数学が必要な国公立大学を受験すれば、かなり有利でしょう。

それだけ理系は融通が効きます。


実際、僕がいた新潟大学教育学部小学校数学科の学生の5割は「高校時代は理系の人」でした。

新潟大学の教育学部小学校数学科は、2次試験に数学が必要で、配点も2次試験だけで300点もありました。

「やや理系向けの文系」の学科でした。

実際、大学に入ると専門教科は数学で、2年生のときは毎日のように数学を勉強しました。

たとえば富山大学の理学部を受験した受験生が、新潟大学教育学部も受験した、など理系の大学と新潟大学を受験する、という組み合わせの学生もいました。

理系の受験生が文系の大学(2次試験に数学がある大学)を受験すると、」かなり有利になります。

しかも文系の場合は、ほとんどの国公立大学で2次試験の数学には「数Ⅲ(微分積分)」は試験科目には含まれていません。

理系の受験生にとっては文系数学の2次試験といっても、数学は他の受験生と差をつける「チャンス科目」になります。

または共通テストでこけてしまった場合、急きょ文系の大学に志望校を変更することも可能です。


いずれにせよ「迷ったら理系」という選択は、おススメだと思います。
2025年02月21日 05:10

勉強に疲れたら「ラムネ」

先日、桃太郎数学XYZの動画を見ていました。

動画の中で先生が「勉強していると頭が疲れてきます。疲れがたまったときは、ぜひラムネを食べてみてください」

と言っておられました。

その動画にはサバンナの八木さんが、猛勉強の末、ファイナンシャルプランナー1級の資格に合格したときの勉強法について触れられていました。

サバンナの八木さんは立命館大学OBです。頭いいです。偏差値は3教科で60以上くらい必要だと思います。

相方の高橋さんも立命館大学で、八木さんは高橋さんの1つ上になります。

八木さんが大学2年生のときに高橋さんに声をかけて、軽いノリでお笑いを始めたのがきっかけだったそうです。


八木さんは動画の中で「僕は勉強に疲れたらラムネを食べていました」と言っておられました。

僕は「そうなんや。知らんかった」と思いました。

そして昨日のことです。

いつもよりも1時間半くらい早く大門総合会館に着いたので、自習室みたいなところで本を読んでいました。

ふと隣の席をのぞくと、高校生がなんとサバンナ八木さんと同じ「ラムネ」を持っていました。

ちょっとびっくりしました。

「八木さんの話は本当なのだな。影響を受けている高校生はいるのだなぁ」と思いました。


僕が小学生・中学生のころ、飲むラムネはとても人気がありました。

今ではあまり見かけなくなりましたが、ビンに入っているラムネ、という炭酸飲料がありました。

ビンの中に「透明なビー玉」が入っていて、そのビー玉を集めるのが好きでした。


ファイナンシャルプランナー1級の資格試験の合格率は7~18%と低く、必要な勉強時間も450~600時間かかるそうです。難関資格ですね。

猛勉強で疲れた頭脳を冷やすのに、ラムネは勉強のときにあると良いのだな、と思いました。


大門総合会館1階の自習室には中学生をはじめ高校生・社会人の方・ご老人の方もいらっしゃいます。

なかなか空いている座席を見つけることは困難なのですが、今は中3生と高校生がたくさん勉強されています。

中3生は県立高校入試まであと約2週間です。

国公立大学・前期入試まではもう日がありません。

中学3年生の女子の生徒さんで、ふせんを使ってノートを作っている生徒さんがいて、「すごく上手な勉強方法だなぁ」と感心しました。

入試までこのままの勢いで突っ走ってください!
2025年02月20日 13:31

国公立大学 僕の受験校と結果につきまして

もうすぐ国公立大学の2次試験が始まりますね?

今回は僕の大学入試について振り返ってみたいと思います。

僕は高校3年生のときに私立大学3校、国立大学2校、公立大学1校 合計6校の大学を受験しました。


一番最初の試験が、神奈川大学経営学部の地方試験で、金沢駅の近くにある予備校で、神奈川大学を受験しました。2月3日のことです。

その5日後、今度は神奈川大学の入試(神奈川大学で)受けました。このときも地方試験の時と同様、経営学部を受験しました。

なぜ神奈川大学を受験したのかというと、当時(今もですが)僕は浜田省吾のファンで、浜田省吾さんが神奈川大学(のちに中退)に在籍していたからです。

あとは当時の神奈川大学経営学部の偏差値は56くらいだったので受験しました。


試験会場に着いて、浪人生の多さにびっくりしました。約7割は浪人生でした。

この試験は2月8日に行われました。

試験が終わっていったん富山に帰ってきて、すぐにまた移動しました。

次は3月13日に東京経済大学(経済学部)を受験しました。

神奈川大学同様、私立大学なので試験科目は英語・国語・日本史でした。

東京経済大学の入試の試験会場は、亜細亜大学でした。


そして富山に帰ってきて、次は第1志望の新潟大学の入試を受けに、新潟まで行きました。

僕は友達といっしょに新潟大学を受験したのですが、受験日2/25の2日前から新潟入りしていました。

民宿に泊まって、そして翌日、民宿から実際にバスと電車を乗り継いで、新潟大学まで行きました。練習をしました。

別の友達は受験の前日に新潟に来たのですが、当時大雪のため、柏崎からの電車がストップしてしまい、富山駅から米原周りで静岡を経由し、そして新潟にやって来ました。

僕は友達と「早めに来といて良かったの~」と言っていました。

私立大学は受かるわけがないと思っていたので(苦手は国語が試験科目にあったためです)、実際は新潟大学と富山大学の2回しかチャンスはない、と思っていました。


そのため、新潟大学(教育学部)の試験の日はかなり緊張しました。センター試験ほどではなかったのですが、緊張しました。

新潟大学の入試は2月25日が数学、26日が英語の試験でした。


新潟の受験が終わり、3/1に高校の卒業式、そして3月3日に富山大学(教育学部)の2次試験を受けました。

富山大学はセンター試験の結果D判定をもらっていたので、おまけに2次試験の配点は200点しかなかったので、「ダメだろうなぁ」と思いながら受けました。

そして最後に3月8日に都留文科大学(初等教育)の地方試験を富山市にある予備校で受験しました。

試験科目は小論文でした。

さっぱり書けませんでした。

卒業式(3月1日)の時点で僕は、私立大学は全て不合格でした。


残るは新潟大学・富山大学・都留文科大学の3校でした。

最初にやってきたのが新潟大学の発表の日でした。発表の当日、家にいると学校から電話があり、先生から

「佐伯か?今、新潟の予備校から電話あったがやけど・・・」と言われました。

僕は「ありゃ~新潟落ちたな。一番自信あったんに・・・」と落ち込みました。

「佐伯受かっとったよ。良かったの!」と先生から言われました。

僕はびっくりして「ありがとうございます!」とだけ言いました。


その電話の1時間後くらいに郵便局から新潟大学の合格発表の合否を知らせる手紙が届きました。

一応確認しておきたい!と思って封筒をあけると、合格者の受験番号が書いてありました。

僕の受験番号は「02021016」でした。

・・・ありました。ホッとしました。

僕は新潟大学かぁ、あこがれの大学に行けることになってうれしい」としみじみと思いました。


 後日、富山大学と都留文科大学の合格発表があり、富山大学は不合格、都留文科大学からは電報が届き、そこには

「花散るツルブン」とだけ書いてありました。

こうして僕の大学受験は終わりました。

2月3日:神奈川大学(経営学部)×
2月8日:神奈川大学(経営学部)×
2月13日:東京経済大学(経済学部)×
2月25・26日:新潟大学(教育学部)◎
3月3日:富山大学(教育学部)×
3月8日:都留文科大学(初等教育学科):×

2月からのすさまじい「受験スケジュール」でした。

これだけの大学を受験させてくれた両親に感謝です。

今年も2月25日から国公立大学の前期試験が始まります。

受験生のみなさん、頑張ってください!
2025年02月19日 15:15

また大雪ですね?

前回の大雪が終わり、安心していたのもつかの間、今日からしばらくの間、大雪が続くみたいですね?

今回が最後の大寒波になればよいのですが・・・これ以上は降ってほしくないですね。


今日は17時20分から授業なのですが、14時半すぎに家を出る予定です。

8号線が大混雑していないことを願って、大門へ向かいます。

週明けくらいには大雪も落ち着くとのこと。

約6日間、我慢の生活(運転)が続きます。

前回の大雪のときは、8号線ではなく、大門高校の前の道路から帰ったのですが、願海寺手前の「かじ川」を過ぎた地点から、いきなり道がほぼなくて、

雪の中にある道を時速15kmというスピードで運転する羽目にあいました。車が雪に埋もれるのではないか?という状況が続きました。

あの道は雪が降ったらもう二度と通りません。


混んでいても8号線が一番安全です。

帰り道は車はもう少ないので、時間も気にしなくていいので、超安全運転でいつも帰っています。

行きは予測がつかないので、早めに家を出るしかありません。

来週が来るのを楽しみにして、今週を過ごしたいと思います。

みなさんも雪道の運転にはくれぐれもご注意ください。
2025年02月18日 12:48

高校数学をあきらめた理由

僕はずっと高校生に数学(センター数学)を教えるための準備を約15年くらいかけてしてきました。

教え子の数学の成績は、少数ながら確実に結果を出してきました。

高校1年生の場合、とりあえず、塾に入ってくれた段階で全国模試の偏差値が30台・40台の生徒さんの成績を半年で60以上に仕上げてきました。

授業準備にとんでもない時間をかけ、生活の大部分をセンター数学の準備に充ててきました。作ったノートは10冊以上になります。

センター数学で点数をとれるように、高校数学の問題集はかなりの数を解いてきました。

中でも坂田アキラ先生の参考書は、ほぼ全部読んでマスターしてきました。

「偏差値40の高校生を偏差値60以上にまで伸ばす」ことを売りに、センター数学専門の塾を31歳~33歳までしていました。

ところが、センター試験から共通テストに変わった時の「試行テスト」を見て、僕は愕然としました。

「この数学の問題はなんなん?」衝撃とともに、大きなショックを受けました。

これまで自分が情熱をかけてきたものが、共通テストの前にガタガタと音を立てて崩れ落ちました。

突然と問題傾向が変わってしまったのです。

めちゃくちゃ悲しかったです。今まで自分が一生懸命にしてきたことが完全否定されてしまいました。

それくらい共通テストの数学の難易度はガラッと変わってしまいました。

センター数学は、努力が報われる、ある程度パターンが決まった問題が出題されていました。

そのため、数学が苦手な生徒さんでも、僕と一緒に努力すれば、ほぼ100%報われてきました。

僕が半年以上教えてきた高校生で成績が現状維持だった生徒さんんは一人もいませんでした。全員が偏差値を10~20伸ばしていました。

数学を教えるのが楽しくて、なんて自分は恵まれているのだろう、と思っていました。

共通テストを見たときの衝撃は今も覚えています。

はっきり言って、共通テストは「必ずしも努力が報われるようなテストではない」テストです。

あまりにもセンター試験と傾向が変わりすぎて、共通テスト用の参考書も、これだ!というものには出会っていません。

学校の文系レベルの数学であれば、もちろん今でも教えることはできます。

でも、共通テストの結果を出すことは、もう僕にはできません。

僕の学力では共通テストを教えるのは無理です。

泣く泣く高校生に数学を教えることをあきらめました。

それ以来、高校生の数学の問題集・参考書・共通テストの問題すらも全く見ていません。

完全無視です。

中学生に全振りしました。中学生の学習指導を100%頑張ろう、と決意しました。

高校生とは異なり、中学生は勉強の「素人さん」が多く、勉強の仕方を理解しきれていない中学生はたくさんいます。

受験もしたことがないので、入試というものの「厳しさ」を全く知りません。仕方ないのですが・・・

それでも中学生に数学を教えるのは、やっぱり楽しいです。

勉強内容は基礎・基本がメインになりますが、それでもやりがいはあります。幸い僕の場合、中学レベルの英語も好きなので、教えることはやりがいがあります。

高校生は一度受験を経験しているので、やりやすく、やる気のある高校生しか塾ヘは来ません。

やる気のない高校生は、そもそも塾へは来ません。

中学生の場合、「やる気」という面ではもちろん高校生には叶わないですが、それでも一生懸命に頑張っている生徒さんを見ていると、やっぱり

応援したくなります。

高校生に教えることはもう二度とありませんが、今まで長年費やしてきた高校数学へのエネルギー・執念を中学生のために使っていきたいと思っています。
2025年02月15日 14:26

桃太郎数学XYZ 地方国公立大学受験応援CH

久しぶりです! 今日は僕がYouTubeを撮る前に、最近よく見ている動画についてご紹介します。

そのチャンネルは「桃太郎数学XYZ」という名のチャンネル動画です。

主に中堅国公立大学を志望している高校生・浪人生のための「受験に対する考え方・国公立大学入試の仕組みや勉強方法・ポイント」などについて

とても細かく丁寧に説明されている動画です。

解説している先生は、先生の地元岡山大学OBの方です(工学部・経済学部の両方の学部に合格された先生です)

先生の名前は動画で拝見する限りでは「たけし」先生?「たけいし先生?」ちょっと発音が聞き取れないのですが、僕と同世代の男の先生です。

動画のほかに家庭教師・オンラインの家庭教師をされている先生です。高校生がメインなのかな?

先生の自己紹介文を読むと「和田秀樹先生」のことが書いてありました。僕と同じ和田先生のファンの方です。


和田秀樹先生とは? 今の40代~50代くらいの方にはご存じの方が多いかもしれません。

東大理科3類OBで精神科医をされている先生です。

大学受験のシステムや勉強方法、教科ごとの特性など、いわゆる「大学受験に関するノウハウ」を丁寧に説明されている著書を何冊も書いておられる先生です。

その和田秀樹先生の著書を読み込んでおられる、たけし先生のYouTubeは、「大学受験の知識に関しては素人の僕」にとって、とても勉強になる動画です。

桃太郎数学XYZの存在をまだ知らない高校生(親御さん)にはぜひ見てほしい動画です。

毎回、桃太郎数学XYZの動画を見終わるころには「よし、頑張ろう!」という前向きな気持ちになれます。

そんな元気の出る動画です。

ぜひ、機会あればたけし先生の「桃太郎数学XYZ」動画をご覧ください。
2025年02月14日 13:59

しばらくの間、ブログをお休みいたします。いずみ高校突破

しばらくの間、ブログをお休みいたします。すみません。

「富山いずみ高校突破の具体例」というタイトルのシリーズ動画(YouTube)を作っているためです。

中学3年生におかれましては、県立高校入試まで残り1カ月を切りましたね。

最後まであきらめず、志望校合格目指して頑張ってください! 応援しております。

インフルエンザ等、かからぬよう、体調管理に注意してください。
2025年02月09日 06:35

家庭教師最強説は本当か?

中学生が学校以外の場所で勉強を習う場合、【1】一斉授業形式(クラス授業形式)の学習塾で習う 【2】個別指導型の塾で習う 

【3】家庭教師の先生に習う

の3パターンがあります(オンライン家庭教師および映像授業に関しては、僕は指導経験がないので割愛させていただきます)

中学生の場合、生徒さんの成績にもよりますが、一番成績が伸びるのは家庭教師?なのでしょうか?

とりあえず、それぞれの指導パターンについて検証していきます。


【1】一斉授業(クラス授業)の場合: 生徒さんの成績によって向き・不向きがあります。

一番クラス授業に向いている生徒さんは、難関校を目指している生徒さんです。

クラス授業を展開しているような塾は、地元でも評判の大手の塾が多く、教えている先生も大学生ではありません。

指導歴が何年もある、正社員の先生が授業をされています。

大学生の先生はそもそもクラス授業を受け持たせれもらえる、という確率はかなり低いです。基本、採用されません。

クラス授業をする場合、教える側はクラスの生徒何十人分の授業準備をします。

普通はクラスの中の成績がちょうど「真ん中の成績の生徒さん」を想定して授業を組み立てます。

こういう説明をすればわかってもらえるだろうな、この問題は半分くらいの生徒さんはわからないだろうな、と想定しながら授業準備をします。

特に数学の場合、つまづく箇所はたいてい決まっているので、その部分のみに特に時間をかけて授業準備をします。

ではどういう所で生徒さんがつまづくのかがわかるようになるのか? これは実際に教える経験を何回もこなさないとわかりません。

そもそも先生自体が「指導経験が豊富」でないと、つまづく箇所がわからないのです。


塾で勉強を教えるような先生は、大半が中学時代は成績は学年でトップクラス、高校時代もそこそこ成績優秀、地元の国公立大学または難関私立大学OBの先生が多いです。


ただ、そういった先生でも指導初期のころは、「自分にっとは簡単で当たり前なこと」でも習う側の生徒さんにとっては「難しい」と感じる問題があることには気づきません。

僕もそうでしたが、クラス型の大手の塾で教えていた時、授業準備をする際に、「この問題は説明するのに10分あれば大丈夫だろう」と思っていても、いざ

授業をすると生徒さんが全く理解していなく、「先生わかりません」と質問されました。

この時点で僕は焦りました。「えっ、こんなこともわからないの?」と思うのです。

自分の中では「この問題は簡単だろう」と思っていても、自分の説明が下手だと生徒さんには全く伝わらず、理解してもらえないのです。

もちろん、生徒さんがわからないのは教え方が下手だからです。

同じ問題でも、ベテランの先生が教えると、生徒さんはあっさりと理解します。

若い先生はこの繰り返しです。この経験を何回もしていくうちに、教えるコツをつかんでいきます。

当たり前ですが、最初から教え方が上手な先生は存在しません。


よく学歴のある大学生が教えている、とうたって生徒さんを募集している塾がありますが、「頭がいいこと」と「教えるのが上手なこと」とは別なことです。

よくプロ野球の世界で「名選手、名監督にあらず」と言いますよね? それと一緒です。

自分の能力が高すぎて「なんでこんなこともわからないのか?」と思い、そして選手育成に失敗してしまう、というのはよくある話です。


指導経験を積むしかありません。 よってクラス授業をするのは「スキルのいる難しい仕事」だと僕は思います。

まれにクラス授業を大学生に任せている塾もありますが、やっぱり時給は「高い」です。

それだけ授業準備に時間がかかる、ということです。


よく「塾のバイトはブラックだ」と言われていますが、それは授業準備に時間がかかり、その分の給料は出ないからです。


さて、クラス授業最大の弱点は「質問しにくい」ことです。どうしても大勢の生徒さんといっしょに授業を受けているので、そもそも「質問できるような雰囲気」ではありません。

学校の授業を想像すればわかりやすいかと思いますが、塾だからといって必ずしも「質問が飛び交っているアットホームな授業」というのは、ほとんど存在しません。

先生の授業を「自力で」理解するの能力がどうしても必要になってきます。自分で理解するしかありません。

それができない生徒さんにとてはクラス型の塾は「学校といっしょ」になってしまいます。

よって難関校を目指せるような学力を持ち合わせた生徒さんにとっては、「一斉授業形式の塾」は向いていると思います。

定期テストの点数が半分以下の生徒さんにとっては、クラス授業を選択するのは、ちょっと厳しいかもしれません。

クラス授業の塾に通っている生徒さんはハイレベルな生徒さんが多く、「他校の生徒さん」も混じったりしていてほどよい刺激もあり、最高の環境だと思います。

ライバルがいるとさらに成績は上がっていくことでしょう。



【2】個別指導型の塾の場合

僕は某大手の「家庭教師派遣会社」で専属の家庭教師をしてから個人塾を立ち上げたのですが、個別指導で教える場合、単純に「家庭教師の2倍疲れます」

家庭教師の場合は「マンツーマン指導」のため、生徒さん一人のために授業準備をしていれば良いのですが、「1対2」または「1対3」型の個別指導の場合、

ほとんどの場合、「学力が異なる生徒さん」を同時に教えることになります。

はっきりいてめちゃくちゃ疲れます。大学生におススメはできません。

僕も初めて個別指導の授業を担当したときに「しまった」と思いました。


僕は31歳のときに、福光で「1対3」の個別指導の塾をオープンしたのですが、最初のころは「頭が爆発しそう」でした。

生徒さんの都合によって授業を組むので、当然「学力バラバラ」「学年もバラバラ」の状態から授業がスタートします。

授業準備は単純に家庭教師の2倍かかります。


事前に問題を解くのはもちろん、生徒さんがつまづきそうな所を予測して「補助的な問題を作ったり、説明を考えたりする」時間も必要になってきます。

1対3授業は本当に大変でした。二度としたいとは思いません。

個別指導の塾には、「1対2型」の個別指導と「1対3型」の個別指導の塾が大半を占めていますが、個人的には、1対2指導型の塾をおススメします。

1対3型の塾は、教える先生は本当に大変です。


よっぽど指導経験を積んだ先生でないと、結果を出せるような授業はできないと思います。

たまに「1対4」とか「1対5」指導の個別指導?とうたっている塾の宣伝とかを見かけますが「どうやって授業しているのだろう??」と不思議でなりません。

そもそもそれは「個別指導」とは言わないと思います。立派な「集団指導」だと思います。


僕がいつも不思議に思うことは、なぜか「個別指導の塾のアルバイト先生の時給が異様に安い」ということです。

あんなに大変な仕事なのに、しかも授業準備に対する時給は発生しないのに、なんであんなに格安なのだろう?と思います。

絶対におかしいと思います。



【3】家庭教師の先生に習う場合

普通に考えれば誰でもわかるかと思うのですが、家庭教師は最強です(先生との相性にもよりますが)

自分の習いたいところを習える、塾みたいに「決まったカリキュラムが存在しない、完全オーダーメイドの授業」になります。

質問もいつでもできる、こんなに恵まれている学習環境はありません。

親御さんも塾まで送迎する必要もない。まさに「良いことづくし」です。

ただ、家庭教師の最大の弱点は「授業料が高い」ことです。


ここで、家庭教師の場合「2つの月謝パターン」が存在します。

1つは「月謝は授業料と先生の交通費のみ」の場合、もう1つは「授業料は塾なみ、または下手すると塾よりも割安」なのですが、「教材費用が恐ろしく高い」

というパターンです。


よくコンビニやスーパーなどに「塾よりも安い家庭教師」といったパンフレットを見かけますが、確かに授業料は家庭教師にすれば格安です。

でも決して「教材費用がかかります」とは書いてありません。


当たり前ですが、家庭教師派遣会社としては、家庭教師を先生にお願いする、ということは家庭教師の先生の給料が発生します。

その料金だけで家庭教師の会社は経営が成立しますか?

そんなことをしていたら、たちまち「倒産の憂き目」にあってしまいます。


もちろん、利益を出すために「高額な教材費用」をお客さんからとっています。

中には「ローン」を組んでいる会社もあるので、この点は十分に注意したいところです。

月謝の安さに飛びつくと思ぬ痛い目にあいます。

しかもこのような家庭教師の先生は決まって「大学生が大半」です。

僕も学生時代家庭教師をしていましたが、「指導のうまさ」は通常、たいして期待できません。素人同然です。大学生なので仕方がありません。

それをわかったうえで、お願いするのか?ということです。

もちろん、大学生の場合、生徒さんとの年齢も近く「お兄さん」「お姉さん」のような親しみやすいメリットがあります。

生徒さんとの相性を考えると、若い先生というのはそれだけで「大きな強み」になると思います。

また高校生の場合、先生に大学のことについてもいろいろ教えてもらえます。


ベテランの先生がいいのか?大学生の先生がいいのか? 好みの問題だと思います。


一方、家庭教師を職業にしている「本業の家庭教師の先生」に習う場合について。

僕の本音を言わせてもらうと、一番の「当たり」です。

確かに授業料は高いです。普通の塾の2倍~3倍します。

でも、先生は「プロ」です。それを仕事にしているので、指導経験が違います。


しかも大手の家庭教師派遣会社の場合、もしも生徒さんからのクレームが続いたりすると容赦なく「解雇」になります。

実際は解雇というよりも「仕事が回ってこない」状態になります。つまり「辞めてください」ということです。

毎月「指導報告日」があり、その日はかなり「先生はブルーな気分」になることが多いです。

生徒さんの成績がなかなか上がらないと、上からかなり「追及されます」これは先生にとってはかなりつらいところです。

学生の家庭教師みたいに「若いからねぇ」という言い訳はいっさい通用しません。

半分「自営業」みたいなものです。

結果を出さないと仕事が来ません。

もちろん、辞めていく先生もたくさんいます。


僕は家庭教師を本業にしていたころ、よく友達から「座ったまま仕事できて楽でいいね」とか「ほかにバイトはせんが?」とか

「ちゃんとした会社に就職すれば?」とか嫌というほど言われてました。

プロの家庭教師の実態を知らない人からすれば「短時間労働」の家庭教師が楽な仕事に思えたようです。

プロの家庭教師の先生の給料は決して安くはありません。

サラリーマンなみの給料、それ以上の給料をもらっている先生はたくさんいます。

確定申告に行くと、「プロの家庭教師の先生ですね?」とよく言われます。

それだけプロの家庭教師の先生は存在する、ということです。


僕は富山県と新潟県でプロの家庭教師をしていましたが、びっくりするような給料をもらっている先生もいました。

教え子さんの「兄妹」とか親戚とか「職場の仲間のお子さん」などからのオファーが来るのです。

そういう先生は仕事が絶えることはなく、やがて独立してフリーの家庭教師になっていく先生もいます。

もちろん、授業準備にはたっぷりと時間をかけ、年中問題集を解いているような先生です。

そういう先生も実在します。


プロの先生の場合、その中でもさらにランク分けがされていて、ランクによって先生の時給が異なります。

そういう意味ではプロの家庭教師の先生に教えてもらえるというのは、ある意味ラッキーなことです。


プロの先生の場合、日中は「不登校の生徒さん」や「浪人生」の指導をして、夕方からは「中学生」「高校生」の指導をしている、ということもよくあります。

僕自身の給料を振り返ってみても「家庭教師」をしていたころが一番給料が良かったです。


以上、長々と思いつくままに自分の経験をもとに書いてきました。

少しでも参考になれば幸いです。

頑張ってください!
2025年02月04日 04:36

国公立大学を受験すること。

先日、共通テストが終わりました。受験生のみなさま、お疲れ様でした。

今日は、僕の高校3年生のときに受験したセンター試験・2次試験について振り返ってみます。

僕は高校時代、2年生の秋くらいから新潟大学か富山大学に行きたいと思っていました。

富山大学は、富山県民だったので、中3の時からなんとなく行きたい大学でした。


僕のプランとしては、富山東高校→富山大学という目標がありました。

高校受験で富山東高校を受験するも不合格。足元をすくわれました。

「行きたくない」と思いながら富山第一高校へ入学しました。


高校2年生の夏休みに偶然友達の家でふらっと読んだ「偏差値50から早慶に突破する方法 和田秀樹著」という本の影響を受け、自分にとって有利な

国公立大学(教育学部)を富山大学以外に探していました。
 

 当時は国公立大学は2校受けることができたため(今みたいに前期一発勝負の時代ではなく、A日程とB日程でそれぞれ1校ずつ受けるチャンスがありました)

B日程は富山大学を受験し、残りのA日程を受ける国公立大学を探していました。


 和田秀樹さんの受験本は当時かなり売れていて、僕も高校2年生の2学期から3学期にかけて、かなりの書籍を読みました。

和田秀樹さんの本を読んで出した結論は「得意教科の配点が高くて、苦手教科の配点が低い大学」を探す、ということでした。
 

 僕は当時は数学と英語・日本史が得意で、国語と生物が大の苦手でした。国語と生物に関しては、卒業するまでほとんど勉強しませんでした。

そんな状況で僕が見つけた国公立大学が新潟大学でした。


 当時の新潟大学(教育学部)のセンター試験と2次試験の配点は、センター試験は5教科がすべて150点満点で5教科×150点=750点満点。

2次試験は英語と数学でそれぞれ配点が300点で、2教科×300点=600点満点でした。

センター試験と2次試験を合計すると、センター試験が750点、2次試験が600点で合計1350点満点。


 教科ごとの配点は「英語が450点,数学450点、国語150点、理科(生物)が150点、日本史が150点」というものでした。

僕の場合、新潟大学で考えると、得意教科の英語・数学・日本史の配点を合計すると1350点満点中1050点(配点比率にして約77%)もの配点でした。

僕は高校2年生の夏休みにこの事実に気づいた時に「新潟大学しかないな」と決めました。

大の苦手だった国語と生物の配点は、教科あわせても1350点満点中300点(22%)しかありませんでした。

「新潟だったら、国語と生物を捨てても他の3教科でカバーすれば何とかなるな」と思いました。

高校2年生の2学期以降は数学を一番勉強しました。次に英語、そして日本史の順で勉強時間にウエートを置きました。


 一方、富山大学(教育学部)の配点は、センター試験は英語200点、国語200点、数学200点、日本史100点、生物100点で800点満点。

2次試験は「英語・国語・数学のうちから1教科選択で200点満点」という配点でした。ほとんどセンター1発勝負の配点でした。

国語と生物の配点は1000点満点中300点(30%)も占めていました。

この段階で「俺の場合、富山大学は圧倒的に不利だな」と思いました。


 案の定、模試を受けても新潟大学はいつもA判定でしたが、富山大学はいつもC判定でした。

偏差値で比べると、新潟大学の方が富山大学よりも上でした。

それにもかかわらず、富山大学はいつもC判定でした。国語と生物の点数があまりにも低く、偏差値も50を切っていました。

僕は当時は文系でも理系でもない、中途半端な成績でした。

文系なのに国語が苦手、だけど数学は得意。 かといって理科(生物)は苦手なので理系でもない。

ただ、いろんな国公立大学の配点を調べ上げた結果、新潟大学だけは僕に有利な配点でした。


 本番のセンター試験を受けて、予想通り富山大学はC判定でした。新潟大学は初めてB判定でした。

屈辱的な判定でしたが、それでも新潟大学はB判定でした。

僕はセンター試験の数学で大失敗しました。


 僕の両親は当時「絶対に浪人はさせんから、私立大学でも受かったところに行かれ」と言っていました。

僕は「嫌だ。俺は教師になりたいから、私立大学(経営学部)に行っても意味ないから、私立大学の受験料とか、万が一受かった時の納めるお金(当時は100万円くらい)を

浪人費用に充ててほしい、と言っていました。


 僕の得意教科と苦手教科を含めて考えた結果、どう考えても国語の配点が高い私立大学は無理だろう、と思っていました。

僕は私立大学は神奈川大学(経営学部),東京経済大学(経済学部)を受験しましたが、あっさりと不合格(国語がある限り受かるはずがありません)

予定通り国立勝負、の展開になりました。

私立は全部落ちたので100万円もの大金を払う必要もなくなり、安心して国立大学を受験することができました。


 2次試験は新潟大学は6割くらいの出来でした。

富山大学は数学で受験したのですが、5割くらいしかとれませんでした。

結果、新潟大学に合格。富山大学と都留文科大学(C日程)は不合格。

予定通り、僕の大学受験は終わりました。

今振り返ってみても、和田秀樹さんの本との出会いは非常に大きかったと思います。


 これから国公立大学の2次試験が始まりますね?

共通テストに成功した受験生、思わないような結果を出してしまった受験生。

入試まで、まだ日はあります。

今まで思い描いていたプランと異なる結果になった場合、今一度国公立大学の配点を調べ上げて、少しでも自分に有利な大学を探されてください。

2次試験は大学のカラーが出るので、大学によって難易度は全く異なります。

過去問を解いて志望校を決められてください。

頑張ってください。


PS:僕は嫌々富山第一高校へ入学しましたが、3年間友達に恵まれ、さらに数学と英語の先生(担任)に恵まれ、大学受験で合格することができました。

  振り返れば、一高で良かったのかなと思います。もし県立高校に合格していたら、その後の3年間は調子に乗って、結果志望校には合格できなかったと思います。

  中3の段階で現実の厳しさを目の当たりにして、良かったなと今は思えます。

  受験は平等です。勉強した人が合格する。それだけです。もちろん戦略も必要になってきますが、それは勉強時間をちゃんと確保できている人の話。
2025年01月24日 00:04