テンションの上げ方の具体例
僕にはスランプになったときや、精神的にきつくなってきたときに必ず読む本があります。元代々木ゼミナール、東進ハイスクールで大活躍された吉野啓介先生の本「だからお前は落ちるんだ、やれ!」というタイトルの本です。
タイトルだけ見ると「なんて怖い本なのだろう」と思うのですが、読んでみると、吉野先生の信念がつまった、読むとガッツの出てくる本です。
もう10回以上は読んでいる本です。毎回読み終わるころには元気になっています。
今回は吉野先生の本を読んでいて、深く共感できる箇所がありました。
それは「何度も言っているように、やるのはオレじゃない。いくらオレが絶対にデキるようになるテキストを作っても、完全燃焼で授業をやっても、
予習も復習もしないで力がつくなんてことは絶対にありえない。授業でやったことを必死で覚えてもらわないことには、どうしようもない。
(中略)自分でやるべきことをやれるかどうかは、もうオレの手の届く範囲じゃない。そこまで監視する必要もないし、やりたくないヤツには、オレは何も言わない」
……この部分を読んで、「そうだよなぁ」と深く共感しました。
もうすぐ県立高校入試がやってきます。3年生はそろそろ火がついています。
ここでスイッチが入らないと完全に手遅れです。
僕は中3の12月になってからようやくスイッチが入ったのですが、完全に手遅れでした。
毎日5時間勉強して、土日は8時間勉強したのですが、間に合いませんでした。
その失敗を生かして、高校時代は1年生のときからセンター試験用の(当時は共通1次用の)英語の問題集を解いていました。
もちろん、難しいと感じましたが、1年生なりに必死に勉強していました。
英単語は1年生が終わるまでに600語覚えました。
スタートは早いに越したことはありません。
もし今中3生でスタートが遅れてしまった生徒さんは、高校に進学されてからはゴールを見据えて早め早めに受験対策に入ってほしいと思います。
今は推薦入試で国公立大学に入れてしまうので、範囲の狭い定期テスト対策に燃えるのも一つの手ですが、それだけに偏るのは少し危険なような気がします。
定期テスト対策+入試対策の二本立てで勉強していってほしいと思います。
高校生の場合は例えば蛍雪時代を1年生のうちから「読むだけでも」入試に対する心構えは違ってくると思います。
ネットで「武田塾チャンネル」の動画を見ていてもやる気が出てくるはずです。
僕は今はもう高校生の指導にはノータッチですが、武田塾さんの動画を見るといまだに気合が入ります。
自分なりに「テンションを高める手段」を1つでもいいので持っていると良いのではないのかなと思います。
僕は高校時代、テンションを高めるために、よく一人で総曲輪通りにあった清明堂まで自転車で行って、参考書や富山大学や新潟大学の赤本を立ち読みしていました。
それだけでもやる気が出ていました(今思えば、赤本を買うべきだったのですが‥)
特に合格体験記を読むのが好きでした。
高3の夏には予備校へお邪魔して赤本をコピーしていました。
中学生は残念ながら「初めての受験」になってしまうので、要領は確かに良くないかもしれませんが、全県模試や育英模試を受けて気合を入れてほしいと思います。
久しぶりに武田塾チャンネルを見てみようと思います。
個人的には高田先生の参考書解説動画が好きです。
自分なりのテンションの高め方、を早く見つけてほしいなと思います。
頑張ってください!
2024年12月18日 23:01